2024年4月26日金曜日

娘@メルボルンからの報告 食材を守る

   この2月、オーストラリアの大学に入学した娘は、寮に住んでいます。部屋は9階にあり、キッチンは1階。料理好きな娘は自炊をしっかりしているようです。

 キッチンには壁一面にいくつも冷蔵庫が並んでおり、娘はその中の一つを割り当てられ、幾人かの寮生シェアをしています。最近、そこで問題が起きていると娘から報告がありました。なんと、食材が盗まれるようなのです。

 物価高のオーストラリア。食材も外食もそれは高いと娘から聞いていました。大学側も「パンケーキの日」「冷凍食品無料提供の日」などを設け、学生たちを助けているようです。が、寮のキッチンで食材が盗まれることが頻発しているようなのです。

 最初はトマトだったそうです。大きなトマトを2つ冷蔵庫に入れ、翌日食べようとしたら、1個しかない。「あれっ、私1個食べた?」と最初は思ったと言います。そして、翌日は卵がいくつかなくなり、そして、極めつけがカツ丼を作ろうと買っておいた豚肉4枚がなくなったそう。

 お友達に聞くと、「食材なんて、当たり前に盗まれるよ。鍵をかけなければダメ」と言われたそう。入寮したときに、冷蔵庫の中のバッグに鍵をかけるよう説明を受けたという娘。「あのときは、何て大げさなと思ったけど、今その理由が分かった」と言います。

 さっそく、鍵を買いに行き、今は冷蔵庫内の袋のチャックに鍵をかけている娘。「テーブルに物を置いても盗まれない日本が懐かしい」とぼやいています。

 

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