2024年4月20日土曜日

息子の得意なこと

  学校では自分のことをあまり表現せず、周囲との調和をはかり、自宅に戻ればゲーム攻略のユーチューブを見るを楽しみに生きる息子。朝、私より早く起きれば、お湯をわかして紅茶を入れて飲んだり、お茶漬けを食べたりと、自分のことは自分でする手のかからない子です。

 何か希望を聞くと、大体が「何でも良いよ」。先日、2泊3日で学校のオリエンテーション合宿があり、駅までは迎えに行きましたが、クラスの半分は親が学校まで迎えに来ていたそう。で、「ママも学校まで迎えに行けば良かったね」と言うと、「ううん、ママの都合が良ければ迎えに来てもらってもいいし、都合が悪ければ来なくてもいいんだ。僕はどちらでも」という返事。一事が万事、こんな感じ。「どちらでも」「ううん、大丈夫」。返事はだいたいこんな感じです。

 息子の世話を焼くのが私の幸せな時間なのですが、先手必勝でいかないと、息子は何でも自分でしてしまうので、「ママにさせて~」と言うことになってしまいます。食事はもちろん作りますが、息子は自分でも作れるので、お腹が空けば、冷蔵庫にあるもので食べてしまう。「ママ、お腹空いたから作って!」というリクエストもない。なんかなぁ、寂しいなぁと感じる日々。

 このような息子は何に対しても情熱的に取り組むことがないのですが、一つ、自ら率先してやることがあります。お菓子作りです。

 先日は、「龍の髭」という飴づくりに挑戦。水あめを使い、生地をこねて、糸のようになるまで何度も生地を回していきます。何度も失敗して、生地をまた丸めて、細長くして、回していきます。最後はやはりうまくいかず、諦めたようですが、そういう気の長い作業を出来るのがすごい。

  そのときに小麦粉をたくさん使って余ったので、「これを使って、何か美味しいものを作ってね。余った食材を使って、美味しいものを作るのが料理の醍醐味なんだから」と言うと、翌日、クラッカーを作ってくれました。ほんのり甘くて、実に美味しかった。マーマレードを付けると、美味しさがさらに増しました。

 一昨日は「ママ、イチゴ買ってくれる?」と珍しく、要望があったので、買ってあげると、「イチゴ飴」を作りました。これも、また、美味しい。


 家族4人とも料理好きなので、夫が、「将来、レストラン開こうか?」と息子に言います。「そうだね、ダディが日本酒とアメリカ料理とメキシカン担当、ママがワインと和食・中華担当、おねぇねぇがイタリアン担当。あなたがパテシエとしてデザート担当だね」と言うと、夫は「アーティストのおねぇねぇは、店のデザインとか広告も、担当だね」。

 マイヤー家の夢は広がります。

 

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