2022年5月26日木曜日

やっとつながったWi-Fi

  今日、やっと大学のWi-Fiにつながりました。4月にこのブログでも書きましたが、自分の携帯用Wi-Fiを使って受講していました。入学してから1カ月半。長い道のりでした。

 「オンライン授業を受けるために」というPDF添付のメールが送られてきたのは、3月。その中にあったURLに接続し、アカウントの申請をしましたが、パスワードが書かれた自動返信メールが来ません。

 Wi-Fi に関する問い合わせのメールを送れるようになっていましたが、送っても返信はなし。アカウントを再申請しましたが、やはり自動返信メールは送られてきませんでした。

 大学院の教務課に直接出向き、「Wi-Fi につながらないのですが、どうしたらよいでしょうか?」と聞いても、「こちらでは分かりません」と不親切です。数週間経ってからもう一度出向きましたが、「分かりません」の一点張り。助けるつもりはないようです。仕方ないので、自分の携帯用Wi-Fiを使い続けていました。

 あれこれ調べていると、情報システム関連を引き受けている部署が分かりました。先週、講義がある日に広い構内を10分ほど歩いて、その部署が入っている建物へ行ってみました。午後5時を少し過ぎていましたので窓口は閉まっていましたが、中をのぞくと、年配の男性がいました。

 受付の窓を少し開けて、「すみません! Wi-Fi につながらなくて大変困っています。助けていただけませんでしょうか?」と訴えました。

 その男性が出てきてくれました。窮状を説明すると、「いま、担当者が席を外しています。10分ほどで戻ると思います」とのこと。私は、それから約30分、その窓口の前で立って待ちました。とにかく、Wi-Fi につなげるためのヒントを得るまで、テコでも動かないぞ!という思いでした。そして、ようやく担当者が来てくれたのです。

 担当者は親切な人でした。「いまやWi-Fiは、学生生活を送るにあたっての生命線です。お困りでしたでしょう」と、いろいろ調べてくれましたが、パスワードが書かれたメールが届かない理由が分かりません。恐らく、迷惑メールとしてはじかれているのではないかーとのこと。

 早速、パソコン内の「Outlook」というソフトの中の「迷惑メール」を調べてみましたが、入っていません。その担当者は、プロバイダーのサーバーで止まっているかもしれないと説明してくれました。そして、解決策としてアカウントとパスワードの自動送信メールの受け取りメールのアドレスを、大学のメールアカウントにしたらどうですか? と提案してくれました。

 そうするためには、私が大学から受け取るメールの受け取り先を全て変更しなければなりません。そのような設定変更をして、重要なメールが届かなくなったら、これはこれで大変です。ですので、まずはプロバイダーを確認することにしました。

 その日は、それで終わりました。ヒントをもらえて、本当に助かりました。というか、救われました。

 自宅に帰り、プロバイダーの資料を探しました。プロバイダーのアカウントとパスワードがなければ、問い合わせも出来ません。契約しているのは、AsahiNet というプロバイダーです。ここと契約したのはもうかれこれ、20年以上も前です。その間、NTT東日本と光回線の契約をしたとき、プロバイダーの支払いも一緒にすることにしたことを思い出しました。そして、あちこち探して、やっとA4サイズの封筒を見つけました。

 その封筒には「Very important document. you might need this account number…(とても重要な書類。…このアカウントが必要になるかもしれない」と大きな文字で書かれています。思い出しました。ちょうど私の体調が悪い時で、覚悟もしており、もし私に何かあっても夫がもろもろの手続きに困らないように、いろいろな書類をまとめ、英語で説明を書いたのでした。

 その中を確認すると、ありました。アカウントとパスワードが。同社の会員向けのホームページにアクセスし、アカウントとパスワードを入力してみました。入ることが出来ました。そして、ようやく、そこで問い合わせ窓口に電話をしました。メールではなく、電話で問い合わせを受け付けてくれることが、涙が出るほど、ありがたかった。

 電話口に出た女性はとても親切で、スパムメールのチェックの仕方を教えてくれました。説明されるままにホームページの項目をいくつかクリックし、スパムメールのボックスに、メールが5通あることが分かりました。AsahiNetのサーバーで止まり、私のOutlookには送られていないメールです。スパムメールは1週間で削除される仕組みになっています。

 その5通のタイトルを確認すると、ありました!大学からの2通のメールが。前日、情報システムの担当者と2度アカウントの再発行をトライしてみたときの、自動返信メールです。中身を確認し、Outlookの受信箱に送信しました。4月に私が最初にアカウント発行の申し込みをしたときの自動返信メールは、もうずいぶん前に削除されているのでしょう。

 AsahiNetの担当者の女性は、今後大学からのメールをスパムメールとしてはじくことがないように、設定の仕方を丁寧に教えてくれました。私は、その担当者にもう一度ホームページの画面からスパムメールをチェックする方法をゆっくりと説明してもらいました。それを、AsahiNetのアカウントとパスワードと一緒に、手帳にしっかりと書き込みました。今後も、時折、このスパムメールをチェックするために。

 といいますのも、私が所属している団体からのメールも2通そこに入っていたのです。確認したところ、その団体が会員への案内メールの一斉送信を外部の会社に委託し、その委託していた会社のメールアドレスに対してAsahiNetのスパムメールチェック機能が働いたようなのです。

 そして、今日、Outlookの受信箱に送った、大学からの自動返信メールに書かれたアカウントとパスワードを使って、ようやく、Wi-Fiにつなぐことが出来たのでした。

 便利なようで、不便な世の中です。分からなくなっても、問い合わせの大半はメール。そのメールの返信がなければ、手立てがありません。今回は、たまたま親切な人が対応してくれ、救われました。

 こういうことばかりで、本当に疲れます。でも、オバサンはデジタルネイティブの若者たちが学ぶ大学で、何とか生き抜いています。

大学の図書館前のテーブルで、やっとWi-Fiをつなぐことが出来ました

0 件のコメント: