2015年12月31日木曜日

2015年 私の挑戦 ベスト5 ②ブログを始める

 「2015年 私の挑戦 ベスト5」の中で、最も勇気が必要だったのは、ブログの開設です。個人情報を不特定多数に公開することへの警戒心があったからです。が、以前取材して書くことを職業としていた自分に、長いブランクの後にもう一度書きたいという気持ちが芽生えたとき、手段として可能だったのがブログでした。手探りで始め、1カ月以上経ちました。家事を効率良く終わらせて執筆の時間を作るため、生活にメリハリが出来ました。書きたいことやエピソードをノートにメモしているため、仕事をしていた頃の自分を少し取り戻したような気分になり、生活が楽しくなりました。身辺雑記ではありますが、ブログは今の私にとって、大切な生活の一部になりつつあります。

 長い間、日記はつけていました。人に見せない闘病記のようなものです。記事体で書いていましたが、どこに公表するあてのない文章は次第に、記録するためだけの文章になり、人に読んでもらう工夫をしなくなりました。それでも良いと考えていたのですが、体調が良くなるについて、気力もわいてきました。また、書きたい!と切望するようになったのです。

 長らく人と関わりたくないと願い、ひっそりと暮らしてきた。知り合いとつながるフェイスブックなど興味もない。連絡を取りたい友人には、メールや電話での連絡で十分と考えてきた人間にとって、ブログの開設はハードルが高かった。ネットで調べても、ブログに関する様々な語彙すら分からず、まず、語彙をネットで調べることから始める始末。浦島太郎のような気分になっていたときに、たまたま、インターナショナルスクールに通う娘の同級生のお母様が、ブログをしていることを知ったのです。海外生活が長い彼女が使っていたのは、「blogger」。 さっそく調べると、日本ではまだ馴染みの薄いこのブログは操作が簡単で、ネット関連情報に疎い私にもすぐ出来たのです。

 今のところ、ブログのURLを伝えたのは、夫と私の共通の友人1人です。親友には、明日届く年賀状で伝えました。「去年、ブログを開設しました。軌道に乗ったら、URL教えるね」と。息子の出産のときも、親にも親友にも、ママ友達にも言いませんでした。過去の経験から、本当に実現させたいことは、人に言わないほうが、結果が良いからです。

 開設から1カ月。どうやら、私のブログは軌道に乗ったようです。読み手のいない媒体に、文章を書き続けることは、社会復帰の一歩を踏み出したばかりの私には合っているようです。少なくとも公開されているので、間違って誰かが読むかもしれないという緊張感はあります。ですので、まずはワードで書いてプリントアウトして、推敲し、手直ししてから、ブログの投稿欄に打ち込みます。この作業が、たまらなく、楽しいのです。

  

0 件のコメント: