2023年3月7日火曜日

怒涛の日々の報告 ⑤転塾

  小5の息子が転塾して、3週間経ちました。自宅から徒歩15分ほどのところにある、同学年で4クラスの中規模の塾です。親子ともども慣れるのに時間がかかっていますが、息子には何とか頑張ってほしいと願っています。

 受験まで1年を切ったこの時期に、転塾は勇気が要りました。でも、前の塾では12クラス中12番目が続いていたため、思い切りました。息子もやる気をなくしていましたし、かと言って、お友達のほとんどが週3日、4日塾通いをする中、塾に行かないという選択をすることも出来ませんでした。

 前の塾は2月から、週3回(水・金・土)でしたが、今度の塾は週4日(月・水・金・土)です。1日多い分だけ、平日は前の塾より30分早く8時半に終わり、かつ、自宅から近いので、車で迎えに行くと8時40分には帰宅できます。転塾してから、家族で遅い夕食を一緒に食べることが出来るようになりました。

 また、土曜日は5時半に終わりますので、家族で塾の前で息子を待って、そのまま子どもたちが大好きな焼き肉屋さんに行くルーティンを作りました。先日、早速夫と娘と3人で塾の前で待っていましたら、息子がそれは嬉しそうな表情をして、塾を出てきました。焼肉屋さんでは、いつものはしゃぎぶり。1年間はこの週末のルーティンで行こう!と思いました。

 転塾するに当たり、全ての習い事をシャッフルしました。まず、月曜日のかけっこ教室を辞めました。個別指導の国語塾も辞め、水泳は月6回から4回に変更。ヴァイオリンは土曜日午前に、そして英語塾は日曜日午前に変更。水泳はこれまでも行っていた日曜夜に続けることにしました。

 息子が大好きだったかけっこ教室は6年生も継続費(年間3千円)を支払って4月に1カ月分(4回)だけお月謝を支払い、塾がないときに振替で参加させてもらうよう交渉しました。その4回を使い切ったら、また1カ月分のみ支払って、塾がお休みのときに振替するという不定期な参加を認めてもらいました。

 ヴァイオリンの先生とも話し合い、この1年間は練習なしでレッスンのみ受けることにしてもらいました。レッスンはこれまで月4回でしたが、学校で土曜日授業がある月1回を除く、月3回にしてもらいました。

 塾の事情について、どの習い事の先生も十分理解してくれ、柔軟な対応をしてくれました。やはり、親の方も諦めずに、まずは相談してみることが大切だと改めて思いました。

 日曜日に塾?と思う方もいるかもしれません。でも、先日新6年生のスケジュールが始まったこの英語塾の日曜日のクラスには14,5人の生徒がいたそうです。5年生までは1クラス4,5人という少人数のクラスでしたが、6年生からは一気に”受験モード”です。

 この英語塾に通う子どもたちは、数少ない「帰国子女枠」を狙う精鋭たち。おそらく、平日には「英検コース」や「国語」「算数」などの塾に通っているのでしょう。息子に「クラスの子の英語はどうだった?」と聞いてみると、「皆、日本人だけど、英語の発音良かったよ。きっと外国に暮らしていたんだね」とのこと。

 日本生まれの日本育ちの息子は「帰国子女枠」で英・国・算での受験はできませんので、英語を学びつつ、国算理社の4教科の受験勉強をするという過酷な闘いをします。小5の子どもにこんな負荷をかけるのもなぁーと思いますが、娘に比べてずっと気質が日本人っぽい息子ですので、やはりインターナショナルスクールより日本の学校に通うほうが良いような気がするのです。

 先日、息子さんが中学校受験をして、第1希望の学校が不合格で、本人としては納得のいかない中高一貫校に行っているーというママさんとお話ししました。私からすると、その学校は良い学校なのですが、息子さんとしては不本意だったのでしょう。でも、そのママさんはこう言っていました。

「息子のお友達で、全部落ちた子がいたの。その子が息子に『いいよなぁ、一校でも受かって』とつぶやいたらしいの。で、息子はそれから一切文句は言わなくなった。息子なりに『行く学校があって良かった』と感じたんだと思う」

 その子のお母さんは、どうやって息子さんを慰めたのだろうーと他人事ではないという気持ちになりました。中学校受験は、本当に大変です。

 息子は家族が見ていないと勉強をサボり、テスト結果が悪くても、クラスが下がっても気にしないタイプ。私も息子の自主性に任せて、細かなことは言わないようにしていました。結局成績は下がる一方でした。この点を反省し、これからはなるべく勉強嫌いな息子の横に座り(見張り?)、プリントの整理や、解答の丸つけなどをしながら、息子を見守っていく覚悟です。


 

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