2023年3月16日木曜日

春が来た 

  今日は春を感じさせる、暖かい1日でした。あちこちで桜も咲き始めました。そして、私の心も温まりました。娘が、クッキーを焼いてくれたのです。テーブルには桜の花を飾り、紅茶も入れてくれました。何よりも嬉しかったのは、桜柄の便せんに書いてくれた手紙でした。

 木曜日は私の週1回のお休みの日で、毎週、娘の学校へママさんコーラスの練習に行っています。今日は、練習前に娘とカフェテリアで会うことになっていました。

 娘と一緒に食べようと、横浜・元町の商店街で娘の大好きなスコーンを買っていきました。そして、カフェテリアに行ってみると、娘は親友と一緒に楽しそうにおしゃべりをしていました。私は娘がお友達といることが嬉しくて、「スコーン、買ってきたよ!」と2人に渡しました。2人とも「美味しい!」と喜んでくれ、私もとても幸せな気持ちでコーラスに行くことが出来ました。 

娘が用意してくれたお茶とクッキー

 娘は夕方、機嫌良く帰ってきました。そして、カフェテリアで感じたことを話してくれたのです。

「ママ、実は私とスコーンを一緒に食べようと思って買ってきてくれたんでしょ。でも、ママ、まるで、私とレイのためにスコーンを買ってきてくれたという感じで、ニコニコしてくれたでしょ。実は自分と娘のために買ってきたんだなんて、微塵も見せなかった。私、とっても感動したの」

 そんなことで喜んでくれるなんて、と思っていたところ、娘が御礼にとクッキーを焼いてくれたのです。そして、添えてくれた手紙にはそのときのことが書いてありました。

「今朝のスコーン、私結構感動したんだ。ママの優しさはもちろん、いつもたくさんもらっているからママが優しいことなんてもうとっくに知っているけど、今日見た優しさは人生であまり見た事がないと思った。本当の優しさだと思って、めっちゃ感動したの。私、改めてママみたいに優しくて勇気のある人間になりたいなって思った」

 最上級の誉め言葉でした。私にとっては、娘がお友達と仲良くしている姿を見るのは何よりも嬉しいですので、持っていたスコーンを上げるのは当然。どの親もそうするでしょう。でも、娘がこうして私の気持ちを分かってくれたことが嬉しかった。私は温かい気持ちで、手紙を読み、美味しいクッキーとお茶をいただきました。

 こうして私は、いつも娘に癒されています。このような優しい子に育ってくれて、私のほうこそ、感謝です。

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