2023年3月14日火曜日

マスクを外すと…

  昨日から新型コロナ対策としてのマスク着用が個人の判断に委ねられるようになりました。でも、通学で使った電車内でも、研究室でもほとんどの人が着用していました。私自身、人前でのマスク着用に慣れ過ぎ、今となっては、マスクなしで人前に出るのが恥ずかしいほどになってしまっていますので、しばらくはこのままで外出したいと思っています。

 学校から帰宅した娘に聞いてみました。すると、面白い答えが返ってきました。

「ええっ、皆こんな顔していたっけ?って驚いたよ。日本人の男子たちは皆、キリっとしていてマスクなしの方がいいじゃんって思った。逆にハーフの子が髭もそっていないし、すっきりしない顔の子が多かったよ。清潔感のある子はマスクを取っても、すっきりしているって感じ」

 なるほど。今どきの子は、親が気を付けているためか、歯並びが綺麗な子が多い。だから、男子の場合は髭をそっているか、で印象が違うのですね。

「女子はあまり、変わらなかったよ。私なんか、マスク取った印象が違うねって皆に言われた。どういう意味よ!と思ったよ」と可笑しそうに報告する娘。

 実を言いますと、娘の鼻はいわゆる団子っ鼻。親の私は、そこが娘のチャームポイントだと思うのですが、娘にとっては長年のコンプレックス。普段、目にはアイラインを入れ、マスカラをして学校に行っていますので(インターでは化粧は可)、マスクをしていると鼻が隠れて随分大人びて見えるのかもしれません。

「皆に言われたのは、マスクを取ったら、子どもっぽくなるってこと。やっぱり、鼻かなぁ?」

 娘は身長が183㌢と高く、また、ハーフのため、存在感があります。でも、この鼻は白人では見かけない、いかにも日本人という鼻なので、親近感を持てる顔だと私は思っています。夫は長くて先がとがった鼻、私は丸くもないとがってもいない普通の鼻で、私たちには全く似ていません。当然、夫の両親にも全く似ていませんし、私が鼻の形を引き継いだ父にも似ていません。強いて言えば、小ぶりで丸い、母似ということになるのでしょうが、大きくて丸い娘の鼻とはやはり違います。

 娘の鼻は私の母に言わせると、母の父、つまり、娘にとっての「ひいおじいちゃん」にそっくりとのこと。隔世遺伝ってやっぱりあるのですね。娘は、「二世代飛ばして、私に引き継がなくてもいいよね」と苦笑しています。

 でも、若いっていいですね。私なんて、鼻とか口の形とかより、ほうれい線とあごのたるみのほうがずっと気になります。マスクは面倒でしたが、今にして思えば、気になる部分を隠せる道具だったのですね。




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