21日は「父の日」でした。昨年、娘にこの大切な日を忘れられて落ち込んでいた夫(https://ar50-mom.blogspot.com/2019/06/blog-post_30.html )。今年は朝から子どもたちにもてなしてもらい、とても良い一日を過ごせたようです。「今年は忘れませんように」と気にしていた私も、ほっとしました。
まず、子どもたちは朝食にホットケーキを作りました。最近、ケーキ作りに凝っている娘がインターネットで探してきたレシピで、卵白をメレンゲにして、卵黄と小麦粉、砂糖とさっくり混ぜ合わせて焼くもの。手間はかかるようですが、ふわふわとして口当たりが良く、市販のホットケーキの粉で作るよりずっと美味しかったです。
我が家では週末の朝、ホットケーキを焼くことが多く、そのときに使うのが「ミッフィー」の皿です。この皿は娘がまだ赤ちゃんのときに買ったもので、大皿と5枚の小皿がセットになっています。ホットケーキを食べるときにしか使いません。この習慣を、私も家族もとても大事にしています。
ミッフィーは私が娘の双子の弟を死産した後に、心の拠り所としたキャラクターです。ミッフィーの絵柄の付いたグッズを買い集めては居間にある「息子の部屋」に飾り、外出してミッフィーの絵柄を見つければ、息子からのメッセージだと思いました。そのような苦しい日々も時が癒してくれ、当時の刺すような心の痛みはなくなり、今はミッフィーの絵柄のものが日常生活の中にすっかり馴染んでいます。
さて、小3の息子からの「父の日」のプレゼントは、粘土で作った首飾りでした。夫と息子が2人でよく見る映画のヒーローが身に着けているものだそうです。
15歳の娘からのプレゼントは、一枚の絵でした。5匹の猫が描かれています。私たち家族なのだそうです。どっしりと構えたお父さん猫、側に座るお母さん猫、そして前の3匹は子猫です。両側に描いたのは娘と天国にいる娘の弟、真ん中はこの世の弟です。
ダディにプレゼントをあげたかったであろう天国の息子も、絵の中に一緒に描いてもらって嬉しく思っているに違いありません。
この世で一緒だったことがない、でも、ママの子宮の中でずっと一緒だった弟を忘れない娘の優しさに、胸を打たれました。
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