2024年8月1日木曜日

がんセンターから

  昨日は3カ月ぶりの国立がん研究センター中央病院での検査・診察の日でした。いつものように血液検査をし、主治医の問診の後、薬を処方してもらいました。私はもう20年もこちらに通っており、3カ月以上、通院の間隔が空いたことはありません。だから、ここは私の居場所であり、来るたびに心が安らぎます。

 受付の人も、保険証を確認する人も、看護師さんも、検査技師さんも、医師も、会計の人も、皆とてもやさしい。そして、これまでどんな厳しい状態で入院しても、私は回復して退院し、普通の暮らしに戻ることができました。だから、「ここは私を救ってくれる場所」という安心感があります。昨年、2つめのがんも早期発見・早期治療をしてもらいました。 

  私が学ぶ研究室は、病院と同じ敷地内にあります。そちらの研究室には机はありますが、居場所はありません。研究者の先輩方と指導教員の顔色をうかがいながらの日々です。冷たく扱われても、ぐっと我慢。患者の視点を活かした研究をしたいなどど、研究の場という”聖域”に入ろうとした自分の愚かさに、苦笑するばかりです。

 昨日の検査結果も問題なしでした。病院の近くの薬局で薬を処方してもらい、研究室に向かいました。いろいろあるけれど、オバサン研究者は頑張るぞ!と心の中で自分を鼓舞しながら。

国立がん研究センター中央病院の2階から


 

 

     

 

0 件のコメント: