「ママ、今朝、私、何作ったと思う?」。
娘から弾んだ声でフェイスタイムの連絡がありました。朝早く起きて、料理をしたというのです。
「ほら、卵10個余っているから、どうしよう?と話していたでしょ。で、今朝、早起きしたから、この卵使って、何か作ろうかなと考えて……」
「そうだよね、ゆで卵は好きじゃないし、カツ丼の上にかけるのも、カツを揚げるという手間がいるしって話していたよね」
「それでね、ママがよく作ってくれたキッシュを作ろうと思い付いたの。冷蔵庫の中に残っていた、リコッタチーズとベーコンとジャガイモを全部入れたの。そしてね、なんと、トルティーヤが2枚余っていることを思い出して、下に敷いたの。オーブンで焼いたら、めちゃくちゃ美味しそうなの」
娘は今週の土曜日に冬休み(オーストラリアは日本と季節が逆なので今は冬)で帰国するので、冷蔵庫の中の食材を食べ切るようにしていたのです。
見せてくれたキッシュは本当に美味しそうでした。
「私、ママに似てきたよ。冷蔵庫の残り物を使って、ご馳走作るの」
「あらっ、褒めてもらって嬉しい」
娘はキッシュを一切れ切り分け、皿に盛り付けました。カフェオレと一緒にお洒落な朝ごはんです。ひと口食べると「ママ、めっちゃ美味しいよ!」とニコニコ顔です。こうして、一人暮らしでも料理をして、きちんと食事をする娘。本当に良く育ってくれたなぁと嬉しく思っています。
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