2020年10月10日土曜日

日経コラム2回目掲載 読者からのハガキ

 日経新聞のコラムの2回目が9月28日掲載されました。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64236200V20C20A9945M00/ 記事を読んだという読者から、ハガキが届きました。

「私は現在、54歳。これまでも特に病気もせず、家族にも、仕事にもめぐまれ暮らしています。その中でも、自分なりにこれまでの生き方を考えるときをむかえており、つまり、これからどう生きたいか考える中、日経の村上さんの記事を拝見し、本を購入しました。葛とうの内容は全く比になりませんが、どう生きたいかを求める私に与えられた本だと思い、一気に読みました。すでにあるものを大切に、愛情を持って生きたいと思いが強くなりました」

 

読者からのハガキは私にとって宝物です

 10月1日に書いたブログにたまたま、「50代半ばになると、来し方行く末をしみじみと考えることが多くなります」と書いたばかり。この方の職業は「会社役員」とありましたので、日々責任の重い仕事に取り組みながら、一方で定年を見据え、これからどう生き方をシフトしていこうか考えているのだろうと推察しました。

 私は体調が安定しないときが10年ほど続きましたが、現在は健康になり、フリーランスで記事を書く仕事をし、大学院で学んでいます。大学院は3年コースを選びましたので、再来年春に修了予定です。でも、いま娘はまだ高1、息子は小3です。来年からは、娘の大学受験と息子の中学受験に向けてのサポートをしっかりできるよう、生活時間の配分を子どもたちによりシフトしなければ、と考えています。

 若いころは仕事だけしていれば良かった。また、1つのことに全力投球すれば、成果は出ます。でも、今は家事・育児と仕事と、健康維持のための努力と親の世話など「しなければならないこと」「したいこと」はどれも大切なものばかり。一つでもおろそかにすれば、他に大きな影響が出るほどの事態になるでしょう。

 さらに、いずれは巣立つであろう子どもたちと楽しく過ごす時間を大切にし、また、今取り組まなければ間に合わない自身のための学びや、60代を充実して過ごすための準備にも時間を使いたい。

 抱えているものをバランスよくこなしていく。それしか方法がないような気がします。多くの人にとって、50代はそういう年代なのでしょう。読者からのハガキを読みながら、そんなことを考えました。

 

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