2016年12月31日土曜日

2016年 私の挑戦 ② クラスママに

 「2016年 私の挑戦」で次に上げたいのは、娘のクラスの「クラスママ」を引き受けたことです。これは、日本の学校でいう「保護者幹事」。昨年末の「2015年 私の挑戦」では息子の幼稚園の保護者幹事に手を挙げたことを報告しました。その勢いに乗って、今年は娘のインターナショナルスクールで引き受けることにしたのです。

 「ムツミ、一緒にクラスママやらない?」
 隣のクラスのアメリカ人ママから声掛けされたのが8月のオリエンテーションのとき。娘の学校は8月末に年度が始まるので、その直前に学校から保護者へクラス分けの報告や学習内容の説明などがなされるのです。声を掛けられたのはそのときでした。そのママとは昨年度同じクラスで、割と親しく話をしていた仲。今年度は違うクラスになり残念に思っていたところ、一緒にクラスママをやろうと誘われたのです。やらないわけにはいきません。

 「クラスママ」の主な仕事は、学校やPTAからの連絡事項をメールすること。一学期に一度はランチ会やお茶会を企画し、学校を去る(帰国、もしくは他国に移住)ママさんたちのお別れ会を催し、クラス会費を集めて担任教師へのクリスマスプレゼントなどを買います。

 メールは下書きをし、夫にチェックしてもらってから送信。ランチ会やお茶会は隣のクラスのクラスママと相談しながら企画します。娘の学年にはヨーロッパやアジアからの英語を母国語としないママさんもたくさんいて、英語でのコミュニケーションはそれほどスムーズではありません。本当に伝わっているのかいないのか、保護者会活動に無関心なのか関心があっても出来ないのか、よく分からないままということが多い。ですので、肩の力を抜いて、「関心があれば、返信ください」「ご都合があえば、参加してください」というスタンスで声掛けしています。

 これまでに失敗は2回。1回目はクラス会費を集めたときのこと。なかなか集まらないため、メールで「お子さんから、私の娘に手渡していただけますか?」と依頼。ところが肝心の娘にその旨を伝えることを忘れたため、娘がクラス担任に「何人かからクラスファンドを渡されたんです。これはどうすれば良いのですか」と聞いてしまったのです。驚いたクラス担任から私にメールが。私は仕方なく、「それは毎年、クラスママが集めるお金です。クリスマスに担任の先生にプレゼントを買うための費用です」と素っ頓狂な説明をする結果になってしまいました。

 もう一つは、笑えない失敗でした。運動会のとき、クラス担任に「集合写真を写して」と頼まれ、私のカメラで写した写真を担任だけでなく、ついでにクラス全員に送りました。ところが、一人の生徒がそこに写っていなかったのです。写真を送る前に全員いるかどうか確認すべきでしたが、そもそも、子供の顔は全員覚えてはいません。また、集合写真を写すときに一人欠けていることなど想像もしませんでした。で、気軽に「クラス写真ですよ」と送ってしまったのです。

 いなかったのはフランス人の女子。運動会には参加していましたので、終わってからさっさと帰ってしまったのでしょう。そのフランス人のママから、すぐメールが返信されてきました。
 「写真をありがとう。残念ながら、集合写真には全員写っていませんでしたね」
 さすが、フランス人。日本人なら、おそらくこのような返信はしないでしょう。ずいぶん落ち込み、インター歴が長い日本人ママにLINEで「大失敗しちゃったの!」と愚痴ると、「フランス人はきついからねぇ。気にしないほうが良いよ」と慰めてくれました。

 失敗を重ねながら、何とか一学期が過ぎました。クラスママはPTA役員会にも出席しますので、知り合いもたくさんでき、また、学校やPTA活動のことも分かるようになりました。任期は6月末まで。あと半年、頑張ります。

 

 
 

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