2022年10月9日日曜日

てるてる坊主

  昨日、地元の公立小学校に通う息子の運動会がありました。新型コロナ感染防止のため各学年分かれて行い、徒競走と表現のみでしたが、とても楽しかった。

 表現のダンスを毎日家で練習していた息子。前日の金曜日はてるてる坊主を作りました。娘も一緒に作ってくれました。

 願いが叶って昨日は晴れてくれました。徒競走を走る順番は今回、息子は初めて最後から2番目でした。これまで毎年学年で一番早い5人が走る一番最後だったのですが、今回は一つ前の順番になってしまいました。でも、80㍍を5人中一番で駆け抜けてくれました。

 息子が小学校1、2年生のときはお弁当を持って、娘も母も参観でき家族全員で楽しめました。でも、今回は家族2人のみ。娘は「見たかったのに~!」と残念がっていましたし、夫も「前は良かったよなぁ。僕が朝早く起きて場所取りをして、君とお母さんがお弁当を作って…」とかつての運動会を懐かしがっていました。

 もうあのような賑やかな日は戻らないかもと思いつつ、来年の小学校最後の運動会を期待したいと思います。

 

アニー・エルノーさんノーベル文学賞受賞

  2022年のノーベル文学賞が、フランスの作家アニー・エルノーさんに授与されることが決まりました。自伝的小説が多くのファンに愛され、そして文学界でも評価されてきた作家です。報道によると、今回の授賞理由は「個人的な記憶のルーツや疎外感、集団的抑圧を明らかにする勇気と鋭さ」だそうです。


 私は新聞記者時代、エルノーさんを取材したことがあります。物置からスクラップブックを取り出し久しぶりにめくって、当時のことを思い出しました。


 インタビューしたのは、2004年5月。早川書房から「嫉妬」の翻訳が出版されたときでした。エルノーさんは知的で美しく、そして、とてもチャーミングな方でした。インタビューでエルノーさんは自らの体験をつづることについて、こう語っています。

「書くことによって、自分に起こったことは何なのかを理解したいのです。書くことにより浮かび上がってくる固有の体験を一般的なものにしていきたい。私がつづったテクストは、一つの証言であると考えています」

 今回のエルノーさんのノーベル文学賞受賞で、エルノーさんが自身の文章について「テキスト」という表現を使っていたことを思い出しました。「嫉妬」という作品では、別れた恋人に新しく付き合っている女性がいると知り、妄執に取りつかれていく様子を描いています。胸がえぐれるような自身の体験をテキストに落とし込んでいったエルノーさんの作家としての力量に改めて敬意を表したいと思いました。

 私はふと自分の研究テーマについて考えました。私の研究テーマは自分のがん闘病体験から気付いた疑問が端緒になっています。自分の体験による気付きを研究テーマにすることは、客観性という観点で、私のような医学のバックグラウンドがない人間には難しいと指摘を受けています。

 エルノーさんは雲の上の人ですが、自分の体験を文学作品に昇華させたエルノーさんを見習い、エルノーさんを目標に、私も頑張らなければと思いました。

2022年10月5日水曜日

前歯が欠けた!

  朝、起きてバスルームに行き、鏡を見て仰天。なんと、上の前歯が欠けていました。前夜、マウスピースをするのをうっかり忘れていたのです。

 数年前から夜間、マウスピースを付けて寝ています。奥歯の詰め物がすぐ欠けたりするため、歯医者さんに「夜間、歯ぎしりをするのでしょう」と言われて作ったのです。

 それから夜間はつけるようにしてますが、忘れることもしばしば。1年ほど前には忘れた翌朝に下の前歯が欠けてしまい反省したのですが、今回またこんなことに。

 欠けたといっても大きく欠けたわけではなく、数ミリなので、まあ、笑ったときに自分が気にするぐらいで、他人は言わなければ気付かないと思います(と思いたい)。

 あーあ、歯欠けオバサンになってしまったと嘆きたい気分。皆さんも歯を大事になさってくださいね。

2022年10月4日火曜日

夫のリクエスト

 「豚汁作ってくれないかな? 冷蔵庫の中にゴボウが入っていたから、久しぶりに食べたいなと思って」

  昨日の朝、夫からリクエストがありました。

「いいよ~。人参とジャガイモ、タマネギ、豚肉もあるし、この前買った有機大根の残りもちょうど使おうと思っていたところ。いいアイディアだね。リクエストありがとう。帰りにレンコンを買ってくるね」

 私はその後研究室へ。在宅勤務の夫から夕方ショートメールがありました。

「レンコンもトニックウオーター(ジントニック用)も買ったから、帰り買い物に行く必要ないよ」

 帰宅後さっそく、豚汁を作りました。子どもたちには餃子と焼きそばです。娘は豚汁を食べないし、夫は焼きそばを食べないなど好みがありますが、家族のために料理するときが一番幸せを感じます。

 平日の夕方は、娘の塾と弓道教室、息子の塾、かけっこ教室、ヴァイオリン、水泳など習い事がたくさんありますので、なかなか夕食がそろいません。昨日は息子のかけっこ教室がお休みだったため、久しぶりに平日4人一緒にゆっくり夕食をとって、満足。




2022年10月3日月曜日

体操着

  今週末の運動会に向け、小5の息子の体操着を買いました。前回買ったのは昨年の運動会の直前。そのときはサイズ140㌢でしたが、今回はサイズ160㌢。1年でこんなに大きくなってびっくりしました。


 ピッタリサイズを買おうと150㌢を見せてもらいましたが、お店の人に「それは小さいです」と言われてしまい、しぶしぶ160㌢を購入。娘のときもそうでしたが、子どもがぐんぐん大きくなるのは複雑な気持ちがするのです。

 週末に中学校の文化祭に一緒に行った、息子の親友R君は声変わりをして、声がぐんと低くなっています。息子はまだ子どもの声のままですが、時間の問題でしょう。

 おぎゃあおぎゃあと泣いていた息子。よちよち歩きの息子。自転車の後ろのシートに乗って「ママ、ジェットコースターみたいだね」と喜んでいた息子。黄色い帽子を被って元気良く登校した小学校1年の息子。音楽会で太鼓を弾いた息子。運動会でリレーを走った息子…。

 このままでいてほしいー。息子が赤ちゃんのころから、いつもそう思ってきました。でも、私の背を越す日も近い。子どもの成長は嬉しい反面、ちょっと寂しいのです。

 


2022年10月2日日曜日

文化祭

 再来年の2月に中学受験をする息子の学校選びのため、昨日は都内の学校の文化祭に行ってきました。 幼稚園時代からの仲良しのR君とママと一緒でした。

 学校説明会や文化祭・運動会などの公開行事は、学校を知る良い機会。 ですが、首都圏内の学校の行事参加を巡るママ・パパたちの”競争”は大変厳しく、申込開始時間にサイトにアクセスしても、すぐ満席となってしまうのが実情。 なかなかチャンスが巡ってこないのですが、今回は、R君ママに連絡をもらって、申込に成功しました。

 我が家の最寄り駅から電車を乗り継いで30分ほどで行かれるこの学校は、英語を強化したい子ども対象のインターナショナルコースもある共学校。 R君のママによると、同時期にあった説明会の申し込みは、申込開始日の開始時刻午前10時の1分前からサイトにアクセスし、10時になった瞬間から手続きをしたそうですが、すぐ満席となってしまい敗退したそう。 私はすっかり申込時間を失念し、夕方にアクセスしましたが、もちろん、一席も残っていませんでした。 

 参加枠が3000人(! )ある文化祭の申し込みも、手帳に書いていたのにすっかり忘れていました。 が、R君ママからラインに「申し込み出来たよ!」と連絡が入り、慌ててアクセスして申し込むことが出来たのです。 

  行事の参加は午前と午後に分かれていて、私たちは午後の部。 夫も「学校内を見てみたい」と言い、一緒に向かいました。 プリントアウトしてきた「受付表」を提示し、体温を測り手指消毒をして校内に入ると、賑やかに装飾されていました。 各教室では生徒たちがとても生き生きと活動していました。 生徒たちは素朴な感じで、とても好印象でした。

 子どもたちが行ったのは、「お化け屋敷」「脱出ゲーム」「カジノ」など小学生も楽しめる催し。 「脱出ゲーム」では、3つのゲーム全て勝った子は何と「合格祈願鉛筆」がもらえました。 これは一本一本生徒たちが書いたそうで、「何と素敵な心遣い」と感動しました。



ゲームで勝ってもらった合格祈願鉛筆

 R君ママとは自分たちが高校生だったころの文化祭の話で盛り上がりました。 R君ママは私より17歳下。 文化祭では男子が女子の服装を、女子が男子の服装をしてカフェを開いたことを楽しそうに話してくれました。

 札幌の高校に通っていた私の文化祭の思い出は、各クラスで作り出来を競い合った行燈です。 手作りの大きな行燈を皆で持ち上げ、練り歩いたことをとても懐かしく思い出しました。 友達が実家に泊まって、衣装を縫ったこともありました。 文化祭は今も昔も、楽しいものなのです。 

 夫は「混み過ぎているから、先に帰るよ」と早々と退散しましたので、制限時間の2時間半を十分楽しんだ後、4人で学校の最寄りのカフェでランチをしました。 R君ママと「一緒にこの学校に来て、保護者会の後にこうしておしゃれなカフェでランチもいいね」と盛り上がりました。

 有難いことに、私はこうして素敵なママ友たちと親しくしてもらっています。 透き通るような肌の持ち主のR君ママに、愛用の化粧品のことを教えてもらいました。 以前、教えてもらったときはすっかり名前を忘れてしまいましたので、今回はしっかりメモしました。

2022年10月1日土曜日

金曜日の楽しみ

  毎週金曜日に大学院のゼミがあります。私の発表は2週間に1度。持ち時間の1時間のうち30分は発表、そして残りの30分は、博士号を持つ研究者たちに様々な指摘を受けます。とても勉強になりますが、皆さんの意見をひと言でいうと「あなたは駄目」ですから、気持ちはかなりダウンします。

 昨日は私の発表の日ではなく、研究者らが学会で発表するプレゼンテーションの予演会でした。3人が発表し、私の指導教員も立派な発表をしました。

 彼女のテーマは、がん患者への情報提供について、いかに医療者が患者や家族に分かりやすく伝えるかーという内容でした。医療のバックグラウンドのある研究者らが、患者はどう受け止めるかーということについて意見を言います。指導教員は参加者の一人一人を名指しして、意見を聞きます。そして、最後まで私を無視しました。

 私はがん患者として長い闘病経験があります。彼女はそれを知っています。ひと言「あなたはどう思う?」と聞いてくれたらな、と思います。が、「あなたの意見など聞くに値しない」ということなのでしょう。私に能力がないと彼女が判断しているということがあるでしょう。一方で、「患者がのこのこ、医療・研究の現場に来るな」というメッセージかな、とも思います。

 こういう”無視”や理不尽な対応が半年続いていますので、もう限界だなと思います。でも、ここで辞めると困難なことから逃げるようで、将来困難を乗り越えなかったこと・闘わなかったことを後悔し、自己嫌悪に陥るだろうとも考えます。

 私はこういうやっかいな自分の性格を良く知っています。夫もそこのところを十分承知していますので、「決断するのは君だ。僕は責任を持てない」と言います。で、まだ、決断をし切れないでいます。将来、苦しみから逃げたと自己嫌悪に陥るであろう自分を納得させられないのです。今の私の苦しみは研究の苦しみではないことが、さらに残念でもあります。

 このように昨日も辛かったですが、実は金曜日は私にとってとても楽しみな日でもあります。息子を英語教室に迎えに行く日なのです。だから、ネガティブな気持ちを研究室に置いていくよう気持ちを切り替えます。研究室を出るときにこらえていた涙が出てきそうになりましたが、息子の笑顔を思い浮かべました。

 40分ほど電車に揺られ、息子の教室の駅に着きました。息子には朝、「ママいつものところで待っているからね」と伝えてあります。息子の教室の斜め迎えにカフェがあり、そこでグラスワインを飲みながら、息子を待つのが楽しみなのです。

 昨夜はなんと私が大好きなスパークリングワインがメニューに加わっていました。「ラッキー」と思いながら頼んでみると、店員さんが200mlのミニボトルを氷入りのワインクーラーに入れて持ってきてくれました。息子の大好物の「オニオンリング」も注文しました。スパークリングワインとオニオンリング合わせて950円です。価格もとても嬉しいのです。


 幸せな気分になり、息子を待ちました。ほどなく息子が「よっ!」と言い、店に入ってきました。息子をぎゅっと抱き締めました。私の幸せはここにあるとしみじみと感じました。そして、しばし、辛い出来事を忘れることが出来ました。