2021年12月23日木曜日

やっぱり札幌ラーメン

  高2の娘が通うインターナショナルスクールは、息子が通う地元公立小学校より1週間早く学校が終わります。国際バカロレア(IB)という各国共通の大学入学資格を得るためのプログラムで勉強し、課題に追われる日々を送っている娘にとって、一番の楽しみは「札幌ラーメン」を食べに行くことでした。

 何度かこのブログでも書いた、隣駅の商店街にあるラーメン店。ここの味噌ラーメンは本場の札幌ラーメンそのもので、本当に美味しいのです。いつ行っても店の前には人が並んでいるほど。

 息子の学校の振り替え休日の日に、息子と私がこのラーメンを食べに行ったことが不公平に思えたらしく、娘は「ママと2人でラーメンを食べに行きたい!」と言います。で、夫と息子、私と娘の2グループに分かれて、ランチを食べに行きました。ちなみに、男子グループが行ったのはハンバーガー店(アメリカ人の夫にとっての故郷の味)です。

 満を持してラーメン店に行った娘が注文したのは、もちろん「厚切りチャーシュー入り札幌ラーメンの大盛り」。私は大盛りは食べられませんが、厚切りチャーシュー入りを2度食べたことがあります。その2度の挑戦で「私には無理」と分かりました。で、今回は普通のラーメンにしました。

 娘によると「厚切りチャーシューが食べられるかどうかは、若いか年取っているかという判断基準なんだよ」とのこと。「たとえ、お爺さんでも厚切りチャーシュー入りラーメンが食べられるということは、若いということなの」。なるほど。何となく分かるような気がします。

 先日、息子と一緒に行ったとき、息子もこの厚切りチャーシュー入り札幌ラーメンの大盛りを注文しました。小4の息子が食べ切れるかどうか疑問でしたが、息子はスープの最後の一滴まで飲み干し、完食。

 蕎麦を粋にすする江戸っ子ならぬ、味噌ラーメンを豪快にすする”道産子”の血が彼に流れていることを、私は実感したのでした。生粋の道産子の私としては、その息子の姿を誇らしくさえ思いました。

 さて、娘です。最近、体重の増加が止まらない娘はさすがにスープを飲み干すのは控えましたが、チャーシューも麺も全て食べました。「あぁ、美味しかった」と満足気な娘の顔を見て、私も幸せな気持ちになった1日でした。

厚切りチャーシュー入り大盛り札幌ラーメンを前に、手でハートマークを作る娘


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