2021年12月22日水曜日

続く訃報に…

  歌手で俳優の神田沙也加さんの訃報に、気持ちが落ち込んでいます。18日は札幌で大雪が降りました。札幌出身の私は、灰色の空からしんしんと降る雪を眺めるときの気持ちが分かりますので、窓から外を眺めたときの沙也加さんの心の在り様に思いを馳せてしまいます。

 報道によりますと、事件性は否定され、沙也加さんの死は転落によるものだということです。唯一の救いは、慕っていたというお父さんの神田正輝さんと当日の朝電話で話していたこと。沙也加さんが荼毘に付された21日は、神田さんの誕生日だそうです。大好きなお父さんにいつまでも自分のことを愛していてほしいーと沙也加さんは願っていたんだろうな。辛いことがたくさんあった中、せめてその願いは通じたんだねーと考えてしまいます。

 子どもをこのような形で突然に失ってしまった神田さんと松田聖子さんの悲しみはいかばかりかと胸が痛みます。我が子を失う以上の悲しみはないと思います。なぜという気持ちと、あのときああすればという後悔の気持ちが交じり合い、心が張り裂けそうな状態だと思います。

 東京から札幌は遠い。私の父が亡くなった夜のことも思い出しました。最終便に間に合わず、まんじりともせずに朝を迎えて翌朝羽田空港発の第一便で新千歳空港に向かったあの日。すぐ駆け付けたくても駆け付けられないー。松田さんも神田さんもきっとそういう気持ちだったのだろうーと想像します。

 沙也加さん、どうぞ、天国ではのんびりと穏やかにお過ごしください。あなたのお父さんとお母さんはいつまでもずっとあなたを想っていますよ。

 昨日21日は、イル・ディーヴォのカルロス・マリンさん(53歳)の訃報が伝えられました。イル・ディーヴォは私が最も好きなグループです。コンサートには母を連れて、そして、私のメンターで大学時代からの友人のIさんとも一緒に行きました。

 情熱的な深い歌声と人懐っこい笑顔がとても素敵な人でした。世界中の多くのファンを魅了したカルロスさん。今度は娘を連れてコンサートに行こうと計画していました。カルロスさんの歌声をもう聴けないことが残念でなりません。

 カルロスさん、たくさんの人があなたの歌を愛していました。どうぞ、安らかにお眠りください。

 

 

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