子どもたちとの会話で「あれ、取って」「あれ、しなさい」と固有名詞を「あれ」で代用するようになったのはいつ頃だったでしょうか?
とにかく、とっさにそのもの・ことの名前が出てこない。これはボケの前兆かも…と考え、奮起して思い出してから言おうとすると、タイミングを逸してしまうので、やはり「あれ」になってしまいます。
子どもたちからは再三、「ママ、あれって何? ちゃんと言ってよ」と文句を言われていますが、こればかりはどうしようもありません。「人は年を取ると、物の名前が咄嗟に出てこなくなるのよ。あなたたちのママは年を取っているから、諦めてね」と開き直っています。
昨日の朝もそうでした。学校のプール授業に行くため玄関を出た息子に「自転車にあれかけておいてね」。息子はつぶやきました。
「ああ、カバーね。オッケー。僕、人生9年間生きてきて、ママの『あれ』が大体わかるようになってきた」
さすが、我が息子。私は息子を46歳で産みましたから、息子は生まれたときから、母親の「あれ」「これ」を聞かされて育っています。人間はすごい。環境に順応するんですね。
その夜、息子にいつものように「塾の宿題してね」というと、息子がまたつぶやきました。
「ママ、『勉強』とか『宿題』とかは『あれ』にならないんだね。あーあ、その言葉忘れてくれればいいのに」
そう、その言葉は絶対「あれ」にはなりません。
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息子が今年も植えたアサガオ。青色も咲きました |
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アサガオの花の命は1日。でも、毎日咲いてくれるので朝が楽しみ |
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ピンク色との共演はさらに綺麗です |
これは夫が撮った画像。家族皆で息子のアサガオを楽しんでいます |
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