2021年3月21日日曜日

大変!中学受験向けの勉強

  小3の息子が中学受験準備のための塾に通い始め、1カ月半が経ちました。親子共々、すでに疲弊しています。今後3年間の道のりはかなり厳しいものになると想像しています。

 昨日の土曜日は午後から、塾の試験がありました。週2回午後5時から7時半まで勉強するのに加えて、月に2度ほど週末に習熟度を測るテストがあるのです。科目は国語、算数、社会、理科の4教科です。

 昨日は朝から息子に国語、社会の順で復習させましたが、時間が足りなく理科はほとんど復習できずに試験に臨みました。日々塾と学校の宿題に追われ、かつ水泳など他の習い事もあるので、平日はテスト向けの復習が出来ません。

 本来は、テスト前にドタバタと復習するのではなく、普段の力で高得点を取るべきなんだそうです。でも、息子は算数については改めての単元の復習は必要ないのですが、そのほかの3教科はいずれも弱く、テスト向けの勉強をしないと結果は散々になるのです。

 テストが終わった息子を塾まで迎えに行き、そのままマクドナルドへ。息子には”頑張ったご褒美”として、「マックフルーリー」というオレオクッキーを混ぜたソフトクリームを買ってあげました。私もソフトクリームを買って、店内へ。早速、採点をしました。塾からは答案用紙のコピーと解答がその日に配られるのです。

 採点をして、気持ちが一気に落ち込みました。算数は良かったのですが、社会は本人の感触よりも良くなく、国語は努力の甲斐もなくさらに低い点数。復習が足りなかった理科は目を覆いたくなるほどの点数でした。答案用紙が、白い。息子はテストが終わるたびに私の携帯にメッセージを送ってきて、理科は「3分の2できた」ということでしたので、ほっとしていました。が、その意味するところは「答案用紙の3分の2を埋めた」ということだったのですね。


 これからどうしよう?と気持ちが暗くなりました。途方に暮れました。息子は塾に通い始めてから、これまでにも僅かしかなかった自信がさらになくなっています。何となく、しょんぼりとしているのです。続けている水泳教室とかけっこ教室では楽しそうだし、英語教室でも生き生きとしています。でも、塾では全く元気がないのです。子どもをこんな風にしている私は親として失格だと思いつつ、息子の友だちは全員、クラスメートの多くも中学受験に向け塾に通っているという環境の中、他の選択肢を選ぶ勇気はまだありません。

 さらに、私も中学受験の塾にまだ慣れません。地方出身で首都圏の中学受験事情にも疎い上に、塾に通う子供の世話の仕方もまだ分かりません。塾から出される宿題は、この問題集の何ページから何ページまで、この問題集はどこそこと本当にたくさんあります。採点は子どもが自分ですることになっていますが、小3の息子が採点までできるはずもなく、私が隣に座って一緒にやっています。間違いも多いため、これを直させ理解させるのに、時間もかかります。

 勉強をやらされる息子も大変ですが、50代半ばの母親にとって、これらの管理が本当に辛い。日常生活でも、固有名詞が咄嗟に出なくて「あれ、これ」とごまかしたり、うっかり忘れたり、が出てくる年代。「この問題集の答えはどこ?」「宿題の範囲は?」と日々、あちこちひっくり返して、時間を無駄に使っています。

 先日はグズグズと文句を言う息子に「ママだって、こんなこと面倒なのよ!面倒だけどやっているの。だからもう文句はやめてちょうだい!」などとつい、声を荒げてしまいました。これ、絶対してはいけないと分かっているのですが…。

 先日、息子のお友達のお母さんたちとランチをしました。1人は上の子の中学受験を終えたばかり。私よりひと回り以上若い彼女たちは、私よりはずっとスムーズに子どもの勉強の管理をしているようでした。加えて、子どもたちも優秀。それぞれに苦労はあるようでしたが、親子共々中学受験は手に余るとすでに疲弊している私たち親子とは違います。

 現在インターナショナルスクール10年生(日本の高1)の娘が小5の春に地元小学校からインターに編入したのとは全く違う道を息子に歩ませています。息子の性格や特性を考え、インターという特殊な環境に置かずに、周囲の子どもたちと同じく日本の教育を受けさせようと決めました。その考えの下、出した中学受験という決断は正しかったのか、とすでに気持ちが揺らいでいます。

 最近は夜中に目を覚ましてしまい、いろいろ考えます。救いは息子がすやすやと寝てくれていること。愛する息子を苛烈な中学受験でつぶしてはいけない。そうしないためにはどうすれば良いのか。他にどんな選択肢があるのだろうかー。もんもんと悩む日々です。

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