2020年5月11日月曜日

軽井沢の山荘から~母の日の贈り物

 軽井沢の山荘で過ごした10日間。最終日の日曜日の朝、夫と子どもたちが「ジョギングに行く」と言います。「ママも行く」と言ったのですが、「ママはゆっくりと寝ていて」と言い、そそくさと出かけてしまいました。

 それならば…と朝風呂に入ることにしました。窓を開け、外の景色を眺めながら、のんびりとお湯につかりました。軽井沢での至福のひとときです。我が家は山の上のほうにあり、ほとんど人が住んでいませんので、窓を全開して気兼ねなくお湯につかれるのです。窓の外の木々が芽吹いています。

 お風呂から上がり、支度を終えたころ、玄関でバタンとドアの閉まる音が聞こえました。子どもたちの騒がしい声がします。帰宅したようです。しばらくしてから、「ママ~」の声が。急いでバスルームを出ると、「Happy Mother's Day!」と子どもたちが花をプレゼントしてくれました。今、摘んできたばかりの花だそうです。

 次にそれぞれから手作りの贈り物をもらいました。娘はこの1週間、軽井沢で撮った写真を貼ったアルバムを作ってくれました。今回、私は初めて家族の山登りに参加し(いつも夫と子どもたちだけで行きます)ましたので、そのときの記念写真、皆でバーベキューをしている写真、息子がぬいぐるみの「ベア」を抱いて寝ている写真…。それらに山登りの途中で拾った木の皮や押し花も添えてありました。アルバムの最初のページには素敵なメッセージが添えてありました。

「いつもいっぱいしてくれてありがとう。世界中でいちばんいいお母さんだね!大大大大大大大大大大大大大大好き」
 「してくれて」の前に言葉が出てこなかったのですね。おもわず、くすりと笑ってしまいました。その後は、「大好き」という言葉を大奮発してくれました。

 息子がくれたのは手作りの木箱です。息子は昨日、ずっと外でギコギコと大きな音を立てて作業をしていたのですが、この木箱を作ってくれていたのですね。木箱にはクレパスで虹色に色が塗ってあります。模様はハートと私の大好きな「ガーナチョコレート」のイラスト。木箱の中には、本物の「ガーナチョコレート」と桜の枝、折り紙で作ったカードが入っていました。

 「いつもせんたくやおそうじやおさらあらいをしてくれてありがとう。学校としごとをがんばってよいいのちを作ってね」

 

 「よいいのちを作ってね」。多分、おねぇねぇがよく使う言葉の直訳なんだろうなぁと想像し、また、思わずくすり…。

 昨夜、2人はずっと部屋にこもって何か作業をしていました。これらのプレゼントを作ってくれていたようです。毎年、母の日は東京でお祝いしてくれるのですが、今年は軽井沢でした。自然の中で考えて作ってくれた贈り物は、素朴でとても素敵でした。

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