2020年5月15日金曜日

娘のアート作品

 先日、息子の幼稚園時代の友達とお母さんたちで、オンライン交流しました。3月2日から在宅学習が続いていて、外でなかなか遊べない子どもたちは可哀想ですが、画面に映る子どもたちは皆元気。お母さんたちもほとんど外出をせずに工夫しながら過ごしているようで、「皆、若いのに偉いなぁ」と改めて感心したのでした。

 お母さんたちと話していて気付いたのは、皆、しっかりと子どもと向き合っていること。そして実感したのが、私立と公立では在宅学習への対応が違うということでした。私立校ではきちんとカリキュラムが組まれていて、子どもたちはそれに沿って学習しているようなのです。もちろん、お母さんも熱心です。

 一方、私のほうは3月こそ頑張りましたが、4月は息切れしました。自分の学校の勉強も始まったこともあり、息子には学校から配られた漢字や算数のドリルを与えて、音読と九九の復習に付き合うので精いっぱい。時折、思い付いた課題を与えたり、マスクをつけて公園で鬼ごっこをしたり、ぐらい。読書の良い機会なのですが、娘のときのように本に熱中しないため、先日ようやく1冊読み終えただけです。

 反省しました。「子どもとしっかり向き合わなければ。ここで勉強に遅れたら、大変なことになる」と。休校も5月末までの延長に一旦決まりましたので、今追いつかなければと少し焦っています。

 さて、オンライン授業にすっかり慣れたインターナショナルスクール9年生(日本の高1)の娘は毎日朝から午後3時半まで、粛々と授業を進めています。ユニークなのはアートの授業です。先日先生から与えられた課題は「2時間以内に家のものを使ってアルファベットを表現すること」。アートが得意な娘は嬉々として取り組んでいました。


 「A」は洗濯ばさみ、「B」はサングラス、「J」は水道の蛇口を天地逆に、「O」はトイレットペーパー、「S]は携帯電話のコード、「U」は帽子のつば、「W」はなんと、ヴァイオリンの楽譜立てです。よくもまあ、こんなに楽しいものを探せるものだと感心しました。そして、背景も物もバラバラなのに、組み合わせると素敵なアート作品になっています。

 メリハリがないのが課題の在宅学習。時折こういう遊びを取り入れながら、子どもたちのやる気を引き出す先生の力量に感心しました。そして、娘のこんな素敵な一面が見られて、在宅学習も楽しいな、と思えたのでした。

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