2020年9月10日木曜日

てるてる坊主

 「ママ、今日、ルイ君が遊びに来てくれるんだよ。一緒にプールに入るんだ」

 学校から帰るや否や、息子が興奮気味に報告してくれました。「家にプールあるんだよ。遊びに来ない?」と誘ったらしいのです。コロナ禍、お友達と遊べない期間が長く続きましたが、最近は以前のように遊べるようになってきました。

 連日、東京では天気が続きますが、時折、スコールのような雨が降ります。で、息子は「ルイ君が来る間、雨が降りませんように」とてるてる坊主を作って玄関に飾りました。そんな息子を見ながら、娘もよく楽しみなイベントがあるときはてるてる坊主を作ったっけ、と懐かしく思い出しました。 

息子が玄関に飾ったてるてる坊主
   
 息子はトレーを2つ用意してダイニングテーブルに載せ、その上にお菓子を1個ずつとお茶を入れるコップを並べました。おやつは娘と息子に「1日2個」と決めてジップロックに入れてある、小袋に入ったお菓子です。その2つを自分とルイ君で1個ずつ分けようと思いついたのでしょう。
息子がお友達のために用意したおやつ

 ルイ君が来て、2人は水着に着替えてザブン。水鉄砲を飛ばし合ったり、風船を使って遊んだり、と大はしゃぎ。見ている私も嬉しくなり、写真を撮ったり、ビデオを撮ったり。しばらくするとプールから上がって、仲良くおやつを食べて、またプールにザブン。2人を見ながら、「こういう子どもらしい時間がなるべく長く続きますように」と願いました。

 息子の同級生の中には中学受験に向けての塾に通い始めたり、夏期講習に行ったりという子もちらほら出てきました。息子もルイ君も中学校受験をする予定で、おそらく来春には塾に通うようになります。親の私も一生懸命になってしまいそうですが、子どもが子どもらしくいられるよう、気持ちに余裕を持ち続けなければと思ったのでした。

2020年9月9日水曜日

「さくら組」

  息子が通う公立小学校では、3年生から算数のクラスが3つに分かれます。息子は算数に自信がある子どもたちがいる「さくら組」。

 ときどきテストがあり、その出来により自分がどのクラスに行きたいか決めます。この決定で良いか親のサインも要ります。先生が決めるのではなく、あくまでも子ども自身に決めさせるのが、民主的ですね。息子はいつも「さくら組」を選びます。

クラス移動のときに使う「算数バッグ」。息子が幼稚園の時に買った布で手作りしました

 そんな息子に素直に「いいなぁ、私なんて一番下のクラスだった」と話すのはインターナショナルスクール10年生(日本の高1)の娘。小学校4年生まで息子と同じ公立小学校に行っていた娘は3年生のときは「ちゅうかめん」というクラスでした。算数が得意ではない子どもたちに、先生が丁寧に教えてくれるクラスです。多くの子どもが一番出来る「そば」や真ん中の「うどん」を選ぶので、「ちゅうかめん」をあえて選ぶのは少人数。ですので、先生の目が届くというメリットがありました。

 一生懸命頑張って、時折、真ん中の「うどん」に変わったことがあります。でも、うどんに留まることはできず、行ったり来たりを繰り返していました。そのたびに、私も喜んだり、心配したり。そういえば、「そば」で学んでいたお友達の何人かは有名中学校に合格しました。やはり基礎が出来ているというのは強いのですね。

 今でもクラスの名前を憶えているということは、娘だけでなく、私も一生懸命だったんだろうなと思います。息子の場合、「さくら」は覚えていますが、他の2つは分かりませんので、娘のことは息子よりもずっと心配し、気にかけていたのでしょう。

 娘は息子に「ちゃんと勉強しなくちゃ、おねぇねぇみたいになるよ」と言い、息子を叱咤激励して勉強させます。親がしっかりしない分、お姉ちゃんがその役割を担ってくれるのです。弟が自分より賢くても、すねることなく、勉強に付き合ってあげる娘は良い子だなあ、と我が子ながら思います。

「ちゅうかめん」で頑張った娘は最近、数学で90点以上の良い点を取ってくるようになりました。自分が行きたい大学の学部の受験科目に数学が入っているので、自覚が出てきたのでしょう。

 娘の外国人の友人で、日本でいう「九九」が出来ていない子がいます。その子はずいぶん苦労をしているようで、娘はしみじみと「九九って大切なんだって、Aちゃんを見て思う」と言っていました。「ちゅうかめん」のクラスで、そのときは「自分は算数が苦手なんだ」と思っていた娘は、実はそこで基礎が出来たのでしょう。長い間低迷していましたが、ここにきてぐんと成績が伸びてきました。

 要領が悪いけど真面目に取り組む娘、頭はいいけどすぐさぼる息子。一長一短で、どちらも心配で、でも、いとおしいものです。

2020年9月6日日曜日

覚えられない

「むっちゃん、明日、学校あるよ~」
金曜の夜、ママ友からラインが来ました。土曜日は久しぶりに息子の学校があったのです。

 この不定期の土曜日登校、これまで何度か忘れました。
 息子が2年生のときは、担任の先生から電話がかかってきました。うっかり忘れていたら、9時過ぎに。「お母さん、今日は学校あります」と。

 恥ずかしながら、覚えてられません。学校からスケジュール表は配布されますが、冷蔵庫の前に貼ってあっても、忘れます。一日何回も冷蔵庫を開けるのに、です。だから、子どもたちには常日頃、言い聞かせてあります。「自分の学校のスケジュールは自分で覚えておいてね」と。でも、子どもですから、忘れます。そのたびに、「私ももう少し、しっかりしないと」と自身を戒めるのですが、本当にうっかり忘れるのです。

 ここで、頼りになるのはママ友です。皆、知っています。私が忘れっぽいというか、そもそも覚えていられないことを。昨日ラインをくれたのは私より7歳若いママです。こういう友達って本当にありがたい。私が仲良くしてもらっているママ友は一番若くて、17歳下!です。皆、親切で、さりげない心遣いのできる、気持ちの良い人ばかり。こうして、至らない私を助けてくれるのです。

 さて、土曜日の朝。息子がプリントを持ってきました。
「ママ、このプリントにサインがいるんだって。この前持って帰ったけど、提出していないからって、先生がもう一回くれたの。サインしてください」

 個人情報保護の関係で、ホームページに子どもの写真を載せて良いか保護者に承諾を得るというプリント。どこかに積んですっかり、忘れていました。もう、どこに積んだかも分かりません。先生も慣れたもので、改めてくれるというところが嬉しい。

 さて、「写真を使って良いです」に丸をつけ、次は子どものクラスと親の名前を記入するところでペンが止まりました。息子に聞きました。

「今何組だっけ?」 
「ママ、もうそろそろ覚えてくれる? 2組だよ」
「そうだったよね、3年2組だよね」

 2学期になっても、息子のクラスを覚えていられないなんて・・・。このエピソードを土曜日に学校があることを教えてくれたママ友にラインすると、こんなメッセージが返ってきました。

「分かるわ~。私も2番目の息子のクラスと番号が覚えられないの。何回も聞くものだから、もう覚えてよ~って言われたわ。むっちゃん、一緒に頑張ろうね」

 彼女は、3人の息子をきちんと育てているしっかり者。でも、忘れっぽい友達にこんな優しいメッセージをくれるんです。「一緒に頑張ろう」って、なんて、さりげなくて素敵な言葉なんだろうと、気持ちが癒されました。

 息子は3年2組に在籍しています。今日、こうしてブログに書くことでしっかり覚えました…と思います。

2020年9月5日土曜日

猛暑日続きで家庭用プール購入

 8月24日、地元公立小学校に通う息子とインターナショナルスクールに通う娘の新学期がスタートしました。娘は半年ぶりの学校です。子どもたちが元気に学校に通う普通の暮らしが戻ってきて、ほっとしています。

 夫は引き続き在宅勤務。週1回だけ会社に行きますが、それ以外は寝室でパソコンに向かっています。夫の同い年の同僚が先月大病で緊急入院したため、「そろそろ、真剣に健康に気をつけなければ」と考えたらしく、ジョギングを始めました。あっという間に体重が落ち、6キロ減に。毎日約1時間半ほど走っており、帰宅すると帽子まで汗だくです。それを私が洗濯するのですが、洗濯機で多めの洗剤を入れて洗うぐらいでは汗臭さが取れない。ですので、最近は洗濯機で2度洗った後に、天日干ししています。

 東京は9月に入っても猛暑日が続いています。ご時世、毎夏行っていた公営プールにも行けないため、大きめな家庭用プールを買いました。横2.2㍍縦1.5㍍深さ60㌢で、我が家のデッキに収まるサイズでしたので、思い切りました。実は子どもが3人いるお隣さんのプールを見て、「これはいい!」と真似をしたのでした。

 息子は大喜びで、学校から帰るや否や飛び込んでいます。ジョギングから帰り、汗だくの夫もザブン。年頃の娘は最初あまり興味を示しませんでしたが、それでも、息子と一緒に入っています。私は息子と連日、水鉄砲遊びです。

 コロナ禍、以前とは暮らしも遊び方も変わりましたが、ちょっとした工夫で楽しくなるんですね。ヒントをくれたお隣さんに感謝。

2020年8月18日火曜日

軽井沢の山荘から~

  母と食事に出かけた翌日の14日、軽井沢に来ました。新幹線を降り改札口に向かうと、息子が手を振ってくれています。小走りで駆け寄り、思いっきりハグしました。1週間、山荘に滞在した娘のお友達レイちゃんも一緒。私と入れ違いで東京に戻ります。皆で駅近くの古くて感じの良いレストランで昼食を取り、レイちゃんを見送りました。

 私が東京で原稿書きをしている間、子どもたちの世話をしてくれた夫は少々疲れ気味。これからは私が家事を引き受ける番です。夫は連日バーベキューをしてくれ、子どもたちは普段東京では食べられない豪快な食事を満喫したよう。でも、嬉しいことに「ママのご飯が食べたい」と言ってくれたので、早速夜は子どもたちがリクエストしてくれた餃子と納豆巻きと豆腐のお味噌汁を作りました。

 その日から掃除に明け暮れています。夫は家の掃除どころではなかったらしく、家中に物が散乱し、ほこりや汚れが溜まっていました。家を開けて1週間も経つのにカビ臭く、湿気がこもっています。まずは家中掃除機をかけ、水回りを綺麗にし、フロアリングの床や畳を水ぶき。一日中除湿機をかけっぱなしにし、居間や寝室、バスルームなど順番に置きます。5,6時間で満水になり、その水をジャーッとシンクに流すときの気分の良いことと言ったら。

 昼は布団を干し、寝具や衣類など山荘に置いてあるものを順番に洗っていきます。本当はお日様の下に干したいのですが、湿気があるのですっきり乾きません。で、乾燥機をフル稼働させます。全自動洗濯乾燥機ではとても間に合いませんので、我が家は洗濯機の他に乾燥機も設置しています。”避暑地”というぐらいですから暑さは避けられるのですが、湿気とともに生活しなければならないのです。家中に置いてある除湿剤も交換しました。

 このように、家の維持は大変ですが、喧噪を離れた山荘での休日は何にも代えがたいほど楽しい。朝、鳥や虫の鳴き声で目を覚まし、デッキで食事をし、本を読みます。子どもたちは虫取りに行ったり、外でバトミントンを楽しんだり。夕方涼しくなってから散歩し、夜は空の星をながめながら、花火をします。

 今回、お隣の加藤さんも来ていました。私たちがこの家を譲り受けたご夫婦と長年交流のあったご夫婦です。昨年は一年間お見かけしなかったので、体調を崩されたのかと心配していましたが、ご夫婦ともに元気でほっとしました。私と同世代の娘さんも一緒に来ていて、連日布団をデッキに干していました。きっと、家の手入れが大変なので手伝いに来ていたのですね。

 独り暮らしをこよなく愛する(ように見える)、通りの角に住む合田さんも訪れていて、家の外回りのリフォームに余念がありません。数年かけて取り組んでいる歩道やデッキも出来上がりつつあるようです。

 例年と変わらない軽井沢の夏。のんびりとゆったりと、時間は流れています。

軽井沢の山荘のデッキ



2020年8月14日金曜日

お盆は母と二人で

 盆の入りの8月13日は、母と過ごしました。昨年の夏の終わりに東京に引っ越してきた母にとって、東京で迎える初めてのお盆です。

 毎年、父の遺骨を納めてあるお寺にお参りに行っていたのですが、今年は出来ません。お盆にはご先祖様が帰ってくると言います。父は迷わず、こちらに来てくれるかな。札幌の自宅に間違って戻り、「あれっ、今年は誰もいないな?」と寂しがっていないかな、と心配になりました。父に「今年は東京で待ってるよ」と伝えるため、母の寝室にある仏壇のりんをいつもより大きく鳴らしました。

 「お昼ご飯、お寿司とる? それとも出掛ける?」と聞くと、母は「ずっと出掛けていないから、たまに外で食べたい」と言います。新型コロナウイルス感染を防ぐため、スーパーや病院に行く以外はずっと家にいた母。たまに外食をしたい気分になったようです。

 隣駅の商店街にある、老舗のお蕎麦屋さんに行くことにしました。おしゃれなノースリーブのワンピースに着替えた母は、「そうそう、帽子をかぶろう。これ、あちこちで褒められるんだよ」と言い、クローゼットから見覚えのある麦わら帽子を取り出してきました。

「お母さん、これ、あの麦わら帽子だね。旅行に行く前に買った帽子。行けなくて残念だったけど」と私。

 3年前、夫と私は母の傘寿のお祝いにオーストリア・ハンガリー旅行を計画していました。が、直前に母が体調を崩して、キャンセルになったのです。(参照:「母の麦わら帽子」http://ar50-mom.blogspot.com/2017/09/blog-post.html

 その麦わら帽子を被った母と商店街を歩きました。他愛のないおしゃべりをしながら、お蕎麦屋さんで「天ぷら蕎麦」を、おしゃれなケーキ屋さんで「桃のタルト」を食べました。

 「ほら、見てごらん。みんなこの桃のタルト食べてるよ。一番美味しそうだったからね」と母は周りを見渡しながら、嬉しそうです。カントリー調の店内は明るく、ゆったりとしたつくりです。そして、そのタルトの美味しかったこと。

 私にとって切ない思い出をまとっていた母の麦わら帽子。でも、昨日の外出で、母と、美味しいお蕎麦と桃のタルトを食べて、おしゃべりを楽しんだ暑い夏の日をの思い起こさせるものになりそうです。

お気に入りの麦わら帽子を被って歩く母

 サングラスの飾りがついた麦わら帽子は、母によく似合っていました。

 

 

2020年8月12日水曜日

娘が友達と見た景色

 「ママ、景色がとってもきれいなの」ー。軽井沢にいる娘からそんな電話がありました。ビデオ通話の背景には青い空。すがすがしい景色が広がっていました。子どもたちと娘の友人レイちゃんは、夫と一緒に浅間山に山登りに行ったようです。

 娘は15歳(日本の高1)で、この秋からインターナショナルスクールの10年生になります。インターと聞くと派手めな女子を思い浮かべるかもしれませんが、娘はとても素朴な子です。仲良しのレイちゃんも素直で素朴な子で、娘とよく似ています。

 そういえば、、、。山登りを楽しむ娘とレイちゃんを見て、3年前のことを思い出しました。中1だった娘はレイちゃんと一緒に学校の屋根に上って、先生に怒られたのです。あのとき、娘は目を輝かせて「世界中が見えた」と感想を語ってくれました(参照:http://ar50-mom.blogspot.com/2017/06/blog-post_18.html)。子どもにとって、学校の屋根から見える風景は「広い世界」に見えたのでしょう 今回の景色はあのときよりずっと広く見えたに違いありません。山の上から見た風景の写真が、娘からメールで送られてきました。

娘が送ってくれた、山の上から見た風景の写真

 友達と屋根に上って、そこから見える風景を楽しんだ娘は成長して、その友達と一緒に山登りをして景色を楽しんでる。そんな娘を微笑ましく思います。

 翌日、夫から写真が送られてきました。青空の下散歩をするレイちゃんと娘の写真です。

軽井沢の野原を散歩する娘とお友達

 仲良しの2人ののんびりとした時間が、これからも続けば良いなと願っています。