2022年6月6日月曜日

お話し会

  先月から立て続けに、「私たちの会でお話をしてくれませんか?」という依頼あり、先月はズームで、そして昨日は鎌倉のアートギャラリーでお話をしてきました。いずれも7,8人の少人数で、アットホームな雰囲気でお話をすることができました。

 先月は、がんを患うお母さんたちの会でした。主宰者のがんのママさんが8年前に始められた会で、この会に参加する若いがんママから、紹介をされました。主宰者の方は50代。私と同様、がん治療に加えて、お子さんを死産されたご経験もあり、ズームでのやり取りだけで、意気投合したのでした。

 その方から、「お話をしてください!」と頼まれ、先月ズームでお話をしました。主に私の治療・出産体験、そして社会復帰に至るまでの話です。参加者は若くしてがんを患い、そして子育て真っ最中の方々でした。皆さん、悩みや不安を抱えつつ、頑張っていらっしゃいました。そして、その悩みは切実でした。涙を流しながら話をしつつも、でも、皆さん子どもがいることで頑張れるーと最後は笑顔を浮かべて仰っていたのが、とても印象的でした。

 昨日は、鎌倉で一般の方が対象でした。あるご縁で知り合った編集者の女性が運営しているアート・ギャラリーで、「おとなの学び舎」という企画をされています。その一環で、私に依頼してくださったのです。

 その編集者の方が私に質問をしてくださり、また、参加者から質問をいただいたりしながら2時間話しました。

 その中にはお父さんをがんで亡くされ、その治療過程に納得がいかず、悩んでいる若い女性もいました。また、私と同い年だという女性は、がんが転移しており、「今日は、来て良かった。私も頑張ろう!と思えました」と仰ってくださいました。

 私と同世代の女性は、いくつかの大きな手術をし体調が思うようにならない中、感じてきたことをお話ししてくださいました。そして、私の話に共感したと言い、とても晴れやかな顔で帰られました。

 皆さん、悩みや苦しみ、体調不良を抱えながら、それでも前を向いて生きています。あるご縁がきっかけで、このようにいろいろな方と出会い、お話をすることができて、本当にありがたかったです。

鎌倉のギャラリーのドアに飾られた、お話し会の案内

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