2020年9月6日日曜日

覚えられない

「むっちゃん、明日、学校あるよ~」
金曜の夜、ママ友からラインが来ました。土曜日は久しぶりに息子の学校があったのです。

 この不定期の土曜日登校、これまで何度か忘れました。
 息子が2年生のときは、担任の先生から電話がかかってきました。うっかり忘れていたら、9時過ぎに。「お母さん、今日は学校あります」と。

 恥ずかしながら、覚えてられません。学校からスケジュール表は配布されますが、冷蔵庫の前に貼ってあっても、忘れます。一日何回も冷蔵庫を開けるのに、です。だから、子どもたちには常日頃、言い聞かせてあります。「自分の学校のスケジュールは自分で覚えておいてね」と。でも、子どもですから、忘れます。そのたびに、「私ももう少し、しっかりしないと」と自身を戒めるのですが、本当にうっかり忘れるのです。

 ここで、頼りになるのはママ友です。皆、知っています。私が忘れっぽいというか、そもそも覚えていられないことを。昨日ラインをくれたのは私より7歳若いママです。こういう友達って本当にありがたい。私が仲良くしてもらっているママ友は一番若くて、17歳下!です。皆、親切で、さりげない心遣いのできる、気持ちの良い人ばかり。こうして、至らない私を助けてくれるのです。

 さて、土曜日の朝。息子がプリントを持ってきました。
「ママ、このプリントにサインがいるんだって。この前持って帰ったけど、提出していないからって、先生がもう一回くれたの。サインしてください」

 個人情報保護の関係で、ホームページに子どもの写真を載せて良いか保護者に承諾を得るというプリント。どこかに積んですっかり、忘れていました。もう、どこに積んだかも分かりません。先生も慣れたもので、改めてくれるというところが嬉しい。

 さて、「写真を使って良いです」に丸をつけ、次は子どものクラスと親の名前を記入するところでペンが止まりました。息子に聞きました。

「今何組だっけ?」 
「ママ、もうそろそろ覚えてくれる? 2組だよ」
「そうだったよね、3年2組だよね」

 2学期になっても、息子のクラスを覚えていられないなんて・・・。このエピソードを土曜日に学校があることを教えてくれたママ友にラインすると、こんなメッセージが返ってきました。

「分かるわ~。私も2番目の息子のクラスと番号が覚えられないの。何回も聞くものだから、もう覚えてよ~って言われたわ。むっちゃん、一緒に頑張ろうね」

 彼女は、3人の息子をきちんと育てているしっかり者。でも、忘れっぽい友達にこんな優しいメッセージをくれるんです。「一緒に頑張ろう」って、なんて、さりげなくて素敵な言葉なんだろうと、気持ちが癒されました。

 息子は3年2組に在籍しています。今日、こうしてブログに書くことでしっかり覚えました…と思います。

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