2020年9月18日金曜日

青いアサガオ

  自宅の庭で、青いアサガオが咲きました。去年咲いたのは薄紫色だけで、今年もそうなのかな?と思っていたら、見事に咲いてくれました。葉の形やつるの伸ばし方も薄紫色のとは違い、自宅の小さな庭がにぎやかになっています。

庭に咲いたアサガオは薄紫と青色

 このアサガオは小3の息子が1年生のときに学校から苗と種をもらってきて、植えたもの。そのときは薄紫色と青色の花が咲きました。その秋にたくさんの種が採れたので、小さな缶に入れて保管。昨年は息子と一緒にその缶の中から6つの種を選び、植えました。咲いたのは薄紫色だけでした

 そして、今年。同じく息子と一緒に6つ種を選んだら、なんと、青いアサガオが咲いたのです。葉が大振りでハートの形をしたそのアサガオは、つるを横にはわせて、ランタン型の照明に巻き付いています。それが、何とも言えず優雅なのです。

青いアサガオはハート型の葉をはわします

 青い花を見て思い出すのは、ノンフィクション作家・最相葉月さんの「青いバラ」。遺伝子組み換えで、それまで不可能とされてきた青いバラができるというニュースに違和感を持った最相さんが、緻密で幅広い取材を重ねて3年間かけて仕上げた作品です。

 当時、新聞記者をしていた私は最相さんのこの作品を紙面で紹介したいと考え、インタビューをしました。知的で美しい方でした。

 私は「青い花」に縁があるらしく、昨年お会いした出版社「小さい書房」の代表の女性から、その出版社の絵本「青のない国」をいただきました。青い花を育てる男性の話です。代表の女性は民放テレビの元記者で、私と経歴が似ていることから、連絡を取り会いに行きました。この方も素敵な方でした。

 その本は、小さい書房が最初に出した本で、代表の方にとっても思い入れのある本だということが、本の作りを見ても分かります。深く考えさせれる本でした。私は息子の小学校で絵本の読み聞かせをしているので、今度、高学年の子たちに読んであげたいと思っています。

「青いバラ」を書いた最相さんのインタビュー記事と小さい書房の「青のない国」

 毎朝、新聞をポストに取りに行った後、小さな庭の手入れをします。心が癒されるひとときです。息子と一緒に植えたアサガオが元気に咲いているのを見ると、「今日も一日頑張ろう!」と思えるのでした。

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