2019年5月27日月曜日

我が家のバターが減る理由

 我が家はバターの減り方が早い。買い置きしていても、あっという間になくなります。買うのは「雪印北海道バター」。北海道生まれの私が子どものころから慣れ親しんだそのバターを今でも使っています。

 我が家で一番バターを消費してきたのは私。昔から朝食にバタートーストを食べることが多く、中年になり和食を好むようになっても、朝はやっぱりバタートーストを食べたいのです。

 国立がん研究センター中央病院でよくお見かけした政治家・故与謝野馨さんも、著書で「食パンの厚さに近いほどバターをたっぷり塗り、その上に砂糖をまぶして二枚食べる」と書いており、それ以来与謝野さんへの親近感が一気に増しました。

 生活習慣病を気にして食べ物を制限するより、食べたいものを食べて体力をつけ、体重を落とさないほうががん患者にとって良いという考えに、私も大いに賛成しました。だから、私は50代になっても、バターをたっぶり塗ったトーストはやめません。

 さて、昨年ぐらいから、我が家のバター消費量が一気に増しました。使っているのは、小2の息子です。息子はバタークッキー作りが大得意。分量もしっかり記憶していて、レシピを見なくても作れるのです。「家にお菓子がないから、クッキー作ろう!」と、さっと自分で作ってしまうほど、手慣れています。

 昨日、お友達のお誕生日会にも持参しました。プレゼントは用意していたのですが、朝、「ゴム鉄砲」とバタークッキーを作ることを思い立ったようなのです。ユーチューブで作り方を見ながら人数分のゴム鉄砲(割りばしとゴムで出来ています)を作った後は、クッキー作りです。

 作ったのは9枚。お誕生日のお友達とお母さん、お誕生日会に招待された4人と夫、娘、私にそれぞれ1枚ずつです。

 小麦粉と砂糖、バターの分量を量り、バターを電子レンジで温めて柔らかくし、材料を混ぜてこねます。生地を少し冷蔵庫で寝かした後、手の平ぐらいの大きさに丸く平べったくし、クッキングシートを敷いた天板の上に並べます。型を使わないので、手作り感が出て、美味しそうに出来上がります。オーブンで焼くときの温度と時間も覚えているので、簡単。焼き上がって冷めた後、1枚1枚丁寧に袋に入れて、出来上がり。


 思いがけず、お相伴に預かった私。その1枚を味わいながら、「世界で一番おいしいこのクッキーをこれからもずっと食べられますように」と心の中で祈ったのでした。

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