2019年5月25日土曜日

国会図書館に納本

  出版社を立ち上げてから、やる事なす事新しいことだらけで、仕事が追いつきません。そんな中、ずっと先延ばしにしていたことを一昨日の5月23日、ようやく終えました。国立国会図書館への納本です。


  国や地方公共団体、それに準じる法人、出版社や学術団体らは「国立国会図書館法」に基づき、出版物を同図書館に納める義務があります。「納本制度」と言います。同図書館によりますと、納本の目的は官庁出版物については「政府活動に関する国政審議に役立てるため」、民間出版物は「国民共有の文化的資産として、広く利用に供し、永く後世に伝えるため」となっています。

 「文化的資産」「広く利用に供し」「永く後世に伝える」・・・。自分の本がこのような目的で国会図書館に置いてもらえるなんて、こんな嬉しいことはありません。

 納本は郵送でも出来るのですが、私は図書館に出向いてしたかった。そのため、少し遅くなってしまいましたが、図書館の担当者はとても丁寧に応対してくれました。手続きは所定の用紙に出版社名、住所など必要事項を記入するだけなので、あっという間に終わりました。

 「いってらっしゃい。お役に立つんだよ」
担当者に手渡すとき、心の中でそう本に語り掛けました。本が私の手元から旅立つときは、いつもそう送り出します。「いってらっしゃい。頑張るんだよ」と子どもたちを朝、学校に送り出すときと同じ様に。

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