2024年7月27日土曜日

息子の”得意”を活かしたい

  昨日、中1の息子の学校で親、子ども、先生の三者面談がありました。息子の1学期の成績は芳しくなかったのですが、勉強が嫌いですので、こんなものかなぁと受け止めることにしました。

 それにしても、かろうじて普通の点数をとった理科について先生の前で「頑張っている」と評価できる夫はすごいーと思いました。フィリピン人の先生も息子の良いところを褒めます。私はやっぱり、期末テスト国語35人中34番とか、社会35人中32番とか、こういう数字に目が行きますが、ここは口を閉ざします。

 国語は日本語ですが、社会の点数の低さに驚き「社会は英語で教えているのですか?日本語ですか?」と確認したところ、「英語です」とのこと。中学校受験で、社会が最も苦手でしたので歴史や公民、地理など日本のことを学ぶのなら低い点数というのも分かりますが、世界の地理など英語で新たに学んでもこの点数ということは、本当に勉強嫌いなのですね。算数についても「息子は算数が得意」と勘違いしていたのは親だったということに気付いたのでした。

 改めて思うのは、中学校受験全落ちを覚悟した中、かろうじてこの学校が受かって良かったということ。

 同時並行で受験していたインターナショナルスクール2校のうち1校は落ち、娘が通っていて我々が当然合格すると期待していた学校もウェイティングリスト入りという結果でした。今通っている学校から合格をいただけなければ、地元の公立中学校に通い、高校受験に向け、大変なことになっていたでしょう。

 ここは、受験当日息子が「知らない学校を受けるのなんて」と、つぶやいた学校。受験するかどうか1時間以上も学校の玄関の前で息子と話し合いをし、方針が決まらなかったので、取り合えずは近くのカフェに入り、頭を冷やした辛い思い出があります(以下6本のブログは中学校受験の顛末を書いたもの)。

https://ar50-mom.blogspot.com/2024/02/blog-post.html

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 受験がスタートする直前に私の判断で出願を決めた学校で、息子は事前に学校見学も行かなかったですし、学校の名前も知らなかったのです。でも、親としての勘が働き、この学校に出願書類を出し、受験料を支払った私の判断は間違ってはいなかったのだろう(これからどうなるかは分かりませんが…)ーと今は思います。

 合格をいただいた、この学校に本当に感謝です。一学期の成績から推測するに、おそらく、ギリギリでの合格だったのでしょう。授業参観で垣間見た、他の子どもたちの英語でのネイティブ並みの受け答えや活発な議論でも、その思いを強くしています。息子はハーフで夫と娘とは英語で会話し、英検準一級も小学校5年生で合格ましたが、帰国子女の子どもたちの英語とはレベルがかなり差があるのです。

 とつらつらと書いているうちに、今日のタイトルとは全然違う方向に話が進んでしまいました。長々と説明した通り、息子は勉強が大嫌い。運動神経はよく、バスケットボール部に入り、水泳も習い事として続けていますが、熱意を持って取り組んではいません。で、このように”冷めた”息子が、唯一子どもらしく、生き生きとして取り組むのは料理です。

 ユーチューブでレシピを探しては、新しいものを作ります。「●●作りたいから、材料買ってくれる?」とこれも唯一ねだられるのは(息子は物をねだることもしません)数百円程度のココアパウダーとか。「ママ、忙しいから●●作って!」と料理を頼むと「OK」と機嫌良くキッチンに立ってくれます。

 最近、作ってくれたのは、お小遣いで買ったシェーカーで作ってくれたシークワーサースカッシュ、そして一昨日作ってくれたのはブラウニー、昨日の三者面談の後に作ってくれたのはベーグルでした。ベーグルが食べたくてスーパーのパンコーナーに行くと1個350円もしたので、仰天して買うのをやめた話を息子にすると、「じゃあ、僕が作るよ。ママ、強力粉買ってくれる?」と言ってくれたのです。

 数百円を息子に渡すと機嫌よく自転車に乗って近所のスーパーに行った息子。「北海道産の強力粉買ってきたよ」と帰宅しました。ユーチューブでレシピを見ながら、時間をかけて生地をこねます。長い時間こねているので、飽きて料理嫌いになっても困ると思い「もう、十分じゃない?」と聞いてみると、「いや、十分にこねないと、もちもちした感じにならないんだ」そう。十分こねた後、生地を寝かせて、リングの形にしてお湯の中に通して、オーブンへ。こんがりとキツネ色に焼けました。

 娘に報告すると「ベーグルは私がこの前作ったじゃない。また、真似したわね」「おねぇねぇが作っていたなんて知らないよ」などと言い合いになっていましたが…。

 シークワーサースカッシュも、ブラウニーも、ベーグルも大変美味しくいただきました。最近は夫と、勉強が嫌いでも料理で生きて行くことも出来るよね、と話しています。

ベーグルの生地をこねる息子

「海に近い所に家族で引っ越して、レストランを開くというのはどう? 教育費は、レストラン開業費に充てるということもできるよね」ー。子どもが得意なことを活かせるように支援することも、親としての役割です。いいえ、ついやってしまいがちな”先回り”をせずに、見守りながら待つことが肝要なのでしょうね。 


こんがりキツネ色に焼けました

外側はカリカリ、中はもちもちに出来たベーグル

ブラウニーは生地の上にダークチョコレートを細かく刻んでかける工夫も

シェーカーを振る息子


2024年7月22日月曜日

娘@メルボルンからの報告 ビビンバとベーグル

  オーストラリア・メルボルンに着いた娘。ケアンズで飛行機を乗り換えたとき、メルボルンに到着したとき、と「フェイスタイム」で話すことが出来たので安心でした。本当に便利な世の中ですね。

 寮に着いて荷物を置いて、まずはスーパーへ行ったそうです。寮に戻って落ち着いたころに、再びフェイスタイムで連絡をくれました。窓から見えるメルボルン市内の眺めは「やっぱり、とても素敵だよ」とのこと。お腹がすいたようでしたが、そのまま寝て、起きたのは翌日昼過ぎだったようです。

 翌日の午後は2時間かけてキッチンで調理をしたようです。作ったのは「ビビンバ」と「ベーグル」。いすれも材料から丁寧に作っていました。ビビンバは人参、モヤシ、ホウレンソウ、豚肉を別々に炒めたそうで、とっても美味しそう。ベーグルもなかなかの出来です。

娘から送られてきた画像。ビビンバ3食分とベーグル

 今は、インターネットで簡単にレシピが手に入りますので、食べたいと思ったものをすぐ作れるので便利です。先日、息子がチョコレートムースを作ってくれましたが、初めて作ったとは思えないほど美味しかった。息子が普段参考にするのは、料理好き男子らのユーチューブ。見せてもらったら、まぁ、作るときも食べるときも豪快です。私はお菓子を作るときは調理用計量器でグラム数を計って作るのですが、彼らは、適当にボウルに材料を入れていくように見えます。

 たとえばバターはかたまりをカップに入れても硬いのであちこちに隙間が出来、見るからにざっくり1カップ。なんか適当そうですが、ちゃんと出来上がっているので、これで良いのでしょうね。

 娘は料理歴が息子より長いですので、レシピはあまり見ないそうです。ビビンバの作り方を聞いてみると、野菜はそれぞれをごま油だけで炒め、豚肉は醤油、ニンニク、酢、コチュジャンを入れたそう。娘によると「ごま油がめっちゃ重要」。

 ベーグルは初挑戦だったので、ネットでレシピを見たようです。材料は小麦粉、ベーキングパウダー、イースト、塩、ヨーグルト。生地を練ってからしばらく寝かせて、その間にビビンバを調理。生地が膨らんだらベーグルの形にして、お湯で30秒ゆでた後、卵の黄身をササっと塗ってオーブンへ入れたと説明してくれました。

 私も昔、日本でベーグルがあまり売られていないころ手作りしましたが、今はそんな面倒なことはしません。普通にスーパーに売っていますので、それを買います。オーストラリアでも売っているでしょうに、自分で作ってみるなんて、偉いぞ!

 次回、帰国したときに、ビビンバもベーグルも作ってもらうのが楽しみです。

2024年7月21日日曜日

「売れている絵本」

 私は、新聞を1紙だけ購読しています。ずっと新聞は購読していましたが、今年に入ってから数カ月間だけ定期購読はやめて、駅の売店やコンビニエンスストアでいくつかの新聞を購入し読み比べていました。が、やはり、1紙を継続して自宅で読むほうが落ち着くため、3ヶ月前にまた、宅配に切り替えました。

 新聞は経済・政治・社会と世の中の事象を網羅し、かつ、家事・育児やスポーツ、悩み事相談まで幅広い話題が提供されるので、毎日読むのが楽しみです。よく参考にするのが、書評欄と本の広告欄。ここを眺めて、興味を持った本をアマゾンで購入します。

 昨日は書評欄で、ある絵本が「売れている本」として紹介されていました。娘が高校生のときに一緒に書店に行き、「ママ、今、この本を読んでみたんだけど、すごくいい本なの。涙が出そう。買ってくれる?」と頼まれ、買ってあげた絵本でした。自分の分も買い、書棚に入れていました。「きみのそばにいるよ」(バイ インターナショナル刊、いぬいさえこ作・絵)です。


  私は月に1度、絵本の読み聞かせのボランティアをしています。この絵本は物語というより、子どもに向けてのメッセージの本なので、読み聞かせで読んだことはありません。ですので、存在自体をすっかり忘れていました。書評欄で紹介されていたので思い出し、書棚を探して、再読しました。

 書評で評者は絵本の在り方について「笑わせてくれる、好奇心を刺激してくれる、勇気をもらえる。前に進もうとする子どもたちにとって、これらの要素はもちろん重要だ」とします。一方で、「読んでいるだけで、安心できる、今のままでいいと思える、そんな時間を生み出すことも、絵本の大きな役割となる」とも指摘します。

 この絵本では、動物たちが子どもに寄り添い、「いままでずっとがんばってきたんだね」「うまくいっても、きみがすき。うまくいかなくても、きみがすき。だいじょうぶ。だいじょうぶだよ」と語り掛けます。

 高校生の娘はそのとき、こう受け止めてほしかったのだなぁと当時を振り返りました。

 話は変わりますが、先日、ある組み合わせの数字が繰り返し目に入ったので、何か意味があるかもしれないーとインターネット検索をしてみました。そこには、私の現在の心のあり様に寄り添ったメッセージが書かれていました。読んでいて、一番心に沁みたのが「大丈夫」という言葉。メッセージの全文をコピーして、携帯の中のメモにペーストして、保存しました。

 今のままのあなたで、大丈夫ー。大人の私でさえ、ネット上のこういう言葉にすがるのです。そして、心を建て直そうとするのです。ましてや、子どもだったら、壁にぶつかったり、悩んだりしているとき、そういうメッセージに出合うことで、重く沈んだ心が少し軽くなるように感じられるのではないでしょうか? 周囲の大人や友人からの言葉掛けも大切ですが、絵本からのメッセージも助けになるのですね。

 土曜日の朝、新聞を読んで、また、一つ学んだのでした。 


2024年7月20日土曜日

ダブルベア

「ママ、ベア匂ってきたから、洗ってくれる?」

 中1の息子から頼まれました。このクマのぬいぐるみは、息子の出産のお祝いに友人からいただいたもの。ベアと名付けました。幼稚園ぐらいまでは、ベアがなければ絶対に寝なく、どこに行くにも連れていったので、なくした場合に備えてもう一つ購入しました。ベアジュニアと名付けました。

 小学校の低学年ぐらいまでは、ベアジュニアには見向きもしませんでしたが、少しずつ受け入れ始め、高学年になると一緒に可愛がりました。

 両方ともかなり使い込んだ感じになっていますので、ベアのお腹に入っているブランケットを取り出すときは、ファスナーをゆっくりゆっくり開きます。ぬるま湯に付けて、押し洗いして汚れを出し、脱水にかけるときもネットに入れてほんの30秒ほどにして、扱いに細心の注意を払います。

 今日はお天気が良かったので、すぐ乾きました。いい匂いのする柔軟剤にもつけましたので、しばらくは大丈夫でしょう。息子には、これからもベアとベアジュニアを大切にしてほしいなと願っています。

右がベア、左がベアジュニア


 

2024年7月19日金曜日

いってらっしゃい

  娘が昨日、オーストラリアに旅立ちました。毎日、たくさんおしゃべりして、一緒に寝て、楽しかった5週間でした。

「自分で望んだことだけど、大人になる準備が出来ていないまま、一人暮らしをして、辛かった」と1学期を振り返っていた娘。インターナショナルスクールの同級生のほとんどが当たり前のように海外に出ましたが、娘が通った地元の幼稚園のお友達は、皆親元です。

 娘の心の不安定さを考えると、やっぱり大学生のうちはまだ親元でも良いかなとは思います。でも、子育ての最終目標は子どもの自立だと考えると、親元を飛び出る元気のあるうちに出るのもいいのかなとも思います。きっと、どちらが正解ということではないのでしょうね。

 一人で再びオーストラリアに行くことを不安がっていた娘でしたが、「ママ、私はママのこと世界中で一番大好きだからね。辛いことあったら、いつでも電話ちょうだいね」と私を気遣う言葉をくれました。まるで、親が子どもに言うような、優しい言葉でした。

身長165㌢の息子が、”おねぇねぇ”にしがみつきましたー羽田空港で

夫と娘-羽田空港で




 

2024年7月18日木曜日

型にはまらない型

  娘が帰国して1カ月が過ぎました。娘がいる暮らしって、笑いがあって、皆が穏やかな気持ちになれて、いいなぁと思う日々です。

 12日(金)は娘と終日デートをしました。まずは、横浜みなとみらいにあるホテルでのアフタヌーンティー。あいにくの雨でしたが、23階の大きな窓の横にセットされたテーブルから眺めを楽しみながら、趣向を凝らしたスイーツをいただきました。紅茶やコーヒーはどれも、本当に美味しかった。


  アフタヌーンティーの後は、映画館へ。話題の「ディア・ファミリー」を観ました。町工場を営む男性(大泉洋)は、次女に心臓に大きな欠陥があると分かり、自分の工場での技術を駆使し、大学病院の研究室と連携して人工心臓を作ろうとします。どんな困難が降りかかろうと、娘を救いたいという一途な思いと、生来の粘り強さで試作品を作り続けますが、医学界とアカデミアの慣習に阻まれ、とん挫します。しかし、自分への愛情の深さを十分知る次女からある提案がなされ…。映画の途中から、涙なしには見られませんでした。

 映画の後は、イタリアンレストランで夕食、そして、締めは娘のリクエストでカラオケでした。みなとみらいの夜景も堪能しました。




 娘と、いろいろな話をしました。その中で、一番印象に残ったのはオーストラリアの大学での”気付き”についてです。娘はアート専攻です。その大学はアートに力を入れており、娘も入学してすぐ、自分の作業場を与えられ、毎日絵を描いています。でも、娘はこう説明しました。

「自分の好きな絵を描きたくて、海外の大学に行ったけど、がっかりしているの。先生たちは”型にはまらない”絵を描くように指導をしてくれるんだけど、”型にはまらないという型”に自分がはめられているように感じているの」

 娘は、高校時代に行った美大受験のための予備校で「各大学ごとに合格するための型」があることに気付きました。予備校では、その型にはまった絵を描くように指導され、日本の美大には行きたくないという気持ちを強く持ちました。ですが、海外に行っても同じだったというのです。

「日本だから型にはめようとするのかな、と思ったけど、海外でも同じ。特に、自由なオーストラリアでもそうなのだから、どこに行っても同じような気がする。この型に自分をはめないと成績も取れないし、卒業できない。そうしているうちに、自分自身がなくなってしまうような気がするの」

 アーティストとしての最初の壁でしょうか。娘の話を聞きながら、以前、足しげく通っていた歌舞伎の「型」についての話を思い出しました。歌舞伎の世界では各家に伝わる型があり、その家の後継者がそれを生涯かけて極めていくそうです。そして、型を習得していない役者が”型破り”な演技をしても、それは評価されない。まずは、その型を習得してからでなくてはいけないそうなのです。

 アートの世界でもおそらく同じでしょう。ピカソは、多様な角度から見える物・人を一つの画面に描くという革新的な絵を描く前は、たくさんの古典的な型にはまった絵を描いていてました。芸術の世界では、まず型をしっかり学んでから、自分らしい表現を追求していくという道筋が王道のようです。そんな話を娘にしました。

「型にはめられているように感じるかもしれないけど、それはこれから自分らしい自由な発想で絵を描き続けるための、しっかりとした土台作りと考えたらどうかな? 家だって、基礎の部分がしっかりしていないと人が住める家は建てられないでしょう。それと同じかもしれないね」

 19歳の大学生の、真っすぐな悩み。娘には悩み抜いて、それを乗り越え、アーティストとして成長してほしい。もし、違う道を歩むとしても、今の悩みに正面から向き合うことは、娘の人生のしっかりとした基礎作りになると思います。そして、何よりも、悩みを打ち明けてくれる関係を娘と結べていることに、心から感謝をしたのでした。



 

2024年7月16日火曜日

グローブ

  中学生になってから、めっきり口数が少なくなった息子。1カ月前に帰国した娘は「私がオーストラリアに行っているこの数カ月間に、すっかり変わってしまった」と落胆するほどです。

 小学校時代の笑顔も、優しさも、楽しいおしゃべりも無表情の陰に隠れてしまいました。中学校受験の弊害かもしれないと後悔の日々。中学校受験ですっかり変わってしまった子供たちを前に、苦悩する親の体験談を探しては読み、親として別の選択肢があったのではと思わない日はありません。

「あの子の良いところが、ほとんどなくなってしまった」と嘆く娘。それでも、娘と一緒にいるときは時に大笑いし、おしゃべりもします。そんな二人の姿を見て、胸をなで下ろします。

 息子は平日の朝は、6時過ぎには起きて、パソコンを開いてゲームをします。ひとしきりゲームを終えた後は登校の準備をし、午前7時過ぎに家を出ます。学校に登録してある「安心でんしょばと」という子供の登下校時間を知らせるメールが7時50分過ぎに私の携帯電話に届きます。

 週3回はバスケットボールの部活に出ます。その日は「安心でんしょばと」から午後6時過ぎに学校を出たという連絡メールが来ます。部活のない日は友達とスターバックスやコンビニエンスストアに寄る日もあるようです。中学生になって変わってしまった息子ですが、こうして毎日、学校に行ってくれるだけで良いと思うようにしています。

 それでも、「ぎゅっして!」とハグをすると、拒否することはありません。「大好きだよ」と言うと、しばらく間を置いてではありますが、「大好きだよ」と言い返してくれます。だから、毎日、ハグをします。ハグをしてもまだ嫌がらないでくれるー。だから、「これで十分」と自分に言い聞かせています。

 今朝、朝食をとりながら、「ママとの一番の思い出は何?」と聞いてみました。「朝から、うざい」という表情をしましたが、息子の道具がいろいろ置いてある玄関に行って、あるものを取ってきて、無言で差し出しました。野球のグローブでした。

 私は昔ソフトボールをしていたことから、男の子が出来たらキャッチボールをしようと夢見てました。息子にも野球のグローブを買い与え、近くの広場でよくキャッチボールをしました。お父さんとキャッチボールやサッカーをしている小学生はたくさんいましたが、お母さんとしている子は誰もいませんでした。が、息子は嫌がらず、私とキャッチボールをしてくれました。


 私にとって大切な思い出を、息子もそう思ってくれたんだー。「これで十分じゃない?」と私はまた、自分に言い聞かせたのでした。