2023年5月4日木曜日

夫がいない日は

  夫が先週、12日間のアメリカ出張から戻ってきました。夫がいない間は、夫が好まないため作らなかった料理を子どもたちに作りました。とても嬉しかったのは、子どもたちがオムライスを好きになってくれたことです。

 日本人の母としては、普通、日本の子どもたちが好きであろうオムライスや太巻きを我が子どもたちが好まないことをとても残念に思っていました。これらの料理は特別感もあり、子どもの日などイベントがあるときに作りたいもの。でも、子どもたちが好まないので、ラザニアやミートパイなど、”あちら”の料理を作り続けてきました。

 夫が好まない料理は子どもたちも「美味しくない」と思うようで、本当に不思議です。そして、悔しいことに、夫が好むようになると子どもたちも食べるのです。たとえば、夫が同僚と行った居酒屋で食べたお茶漬けが美味しかったと言い、お茶漬けを食べるようになると、子どもたちも大好きになりました。和風パスタも同様。たらこパスタだけは夫が食べるので、子どもたちも大好物です。

 今回作った夕食のメニューは、焼きそば、オムライス、天ぷら蕎麦など。夫は「太る」のが理由で焼きそばは好みませんし、焼きそばに入れる豚バラ肉も「脂身が多い」という理由で敬遠。ケチャップご飯は嫌いですし、蕎麦はつゆなしで食べます。

 蕎麦の食べ方には、音を立ててすするのが良い、いやいや、食事のマナーとしては音を立てずにすするほうが良いなどという意見のやり取りもありますが、そもそもそこで議論されている蕎麦は麺とつゆがセット。つゆなしで食べるなんて、蕎麦を食べていることにもなりませんので論外でしょう。

 今回、夫が旅立った初日は脂の乗った豚バラ肉をたっぷり入れて「マルちゃん焼きそば」を作りました。豚バラ肉を最後に買ったのは何年前か分からないほどでしたが、今回、張り切って買ってきました。子どもたちからは「ママ、このお肉美味しいね」と大評判。「これは豚バラ肉と言って、じいじが大好きだったお肉なの」と子どもたちに説明しました。母が作った豚バラ肉の料理を「美味しい」と食べていた父を懐かしく思い出しました。

 翌日はオムライス。鶏肉と玉ねぎを炒めてご飯を加えて、ケチャップをたっぷり入れて炒めました。そして、薄焼き卵でくるみ、その上にさらにケチャップでハートマークを付けました。これまで敬遠してきた娘は、「ママ、私、オムライス大好きになった。また、今度作って!」。そうでしょう、そうでしょう。

 3日目はマイタケとカボチャの天ぷらを揚げて、蕎麦とつゆをセットで食卓に載せました。子どもたちの「美味しい!」という言葉と、蕎麦をすする音が何とも言えず、嬉しかったのです。

子どもたちと食べた天ぷら蕎麦

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