2022年3月11日金曜日

昨日、大学院を修了

  昨日、大学院の修了式がありました。

 修士課程の21人、博士課程1人に学位が授与されました。新型コロナウイルス対策のため、式は簡素に、研究生と教員のみの参加。こちらに来られなかった海外、他県の研究生はオンラインで式に参加しました。

 コロナ禍、授業はほとんどオンラインでしたので、画面で顔はいつも見ているけど、初めて実際にお会いする方がほとんど。オンラインの画面では顔しか見えませんので、皆想像とは少し違うのが面白かった。ネパール人の女性は想像していたよりずっと背が高く、フランス人の男性は顔がほっそりとしているのに、恰幅が良くてびっくり。若い日本人女性医師3人は想像よりずっと小柄で、「こんなに可愛らしいんだ」とぐっと親近感がわきました。

 21人のうち9人が医師です。頭が良く、かつ若い人たちと一緒に学び卒業できた私は結構頑張ったぞと、いつもは自分自身に辛口の点数をつけてしまう私も、昨日は少し自身を労いました。

 インド人の先生の発音が聞き取り辛くて苦労した疫学の授業。統計ソフトが動かなくて辛くて涙がこぼれた生物統計学。毎回緊張した医療政策のグループディスカッション。グループで取り組んだプレゼンテーションでは、頭の回転の速い若い研究生たちに交じってどれだけ恥ずかしい思いをしたことか。そして、ホテルにこもって仕上げた論文…。

 研究生の中では、もちろん私が一番年上です。この年での挑戦は辛いことも多かったけど、それでも自分は確実に成長したなと思えます。式の後、皆で外に出て、帽子を空高く投げたときは本当に嬉しかった。

 夫は学校まで私を送ってくれ、記念写真を学校の前で何枚も写してくれました。残念ながら、式には家族は参加できませんので、夫はそのまま帰宅。私が式を終えて帰宅すると、素敵なサプライズがありました。


 壁に「Congraturations!Mama on your MPH(ママ、公衆衛生学修士おめでとう)」のデコレーション。娘が飾ってくれたようです。夫からはシャンパンと花束のプレゼント。夫はさらに夕ご飯に手長えびのソテーと、パスタ、イタリアンいか飯、チーズケーキを作ってくれてました。

「I am proud of you (君を誇りに思う)」。夫は目に涙を浮かべて、そう言ってくれました。自信をなくし、落ち込むことも多かった私を、支え続けてくれた夫。子どもたちもいつも「ママ、頑張って!」と励ましてくれました。

 家族の支えがあったからこそ、私は頑張れました。夫と子どもたちに改めて感謝した一日でした。

 

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