2022年2月20日日曜日

やっと終わった、論文発表

  昨日、修士論文の発表がありました。ズームを用いたオンライン・プレゼンテーションです。

 21人が2グループに分かれて、発表しました。一人の持ち時間は20分。12分の発表と8分間の質疑応答です。

 私の順番は8番目でした。朝、まずは1番目の研究生の服装を見て、仰天。何とスーツを着ているではないですか。それに、この人は英語がペラペラな上に医師。発表の内容もすごい。スライドも洗練されています。質問者は米国の病院から参加。質問者の準備は基本的に指導教官がしますので、きっと教官も自信があったのだろうなぁと思いながら、見ていました。

 2番目は、大手製薬会社に勤める薬剤師の資格を持った人。この人もバシッとスーツ姿。もちろん、英語はペラペラ。スライドも立派です。ところが、発表の途中でいきなり画面から消えてしまいました。Wifiの接続の問題でしょうか。進行役の教授も「想定外ですね」と一瞬とまどったようですが、すぐに切り替え「では、次の方、準備出来ていましたら、代わりにお願いします」

 ところが、次の順番の看護師の女性がまだ、ズームに入っていないらしく、「では、その次の方」。その人も医師で、準備万端だったようです。「Thank you!」「My pleasure (どういたしまして)」と、本当にゆとりがあります。まぁ、発表内容のすごいこと、すごいこと。先ほど、画面から突如消えてしまった人も無事帰還し、発表を終えました。私も何だか自分のことのようにほっとしました。4番目の看護師さんも時間通りに入ってきて、これまた立派な発表でした。

 ここで、10分間の休憩。紺色のセーターを着ていた私はここでまず、順番が8番目であることとズームであることに心から感謝し、下の寝室に降りていき、スーツに着替えました。

 休憩が終わり、再開。5番目の医師と6番目の看護師のプレゼンが終わり、私の前の人に変わったとき、その人のスライドが動かないというハプニングが起きました。私だったら、動揺するだろうなぁと気の毒に思っていたところ、やはり、動かないために私に急きょ順番が回ってきました。

 私は気持ちに余裕がありませんので、いきなり順番が回ってきてしまい、少し慌てました。「スライド見えてますか」「いいえ、まだです」「あれっ、おかしい。今度は見えますか?」と素っ頓狂なやり取りを進行役の教授と数回やり、失笑を買いながらも、何とか始めることが出来ました。前半の医師のように「my pleasure」などと格好良く出来ないのですよ、これが。

 朝、ギリギリまで夫に付き合ってもらい練習していましたので、大きなミスもなく何とか発表を終えることが出来ました。質疑応答も何とか切り抜けました。昨年、他の大学院の教官から厳しい指摘を受けて反論できないでいた研究生もいましたので、「こういう質問が来たら、こう答えよう」といろいろ準備をしていたのです。

 やっと、終わりました。指導教官からは終了後に、「Hi Mutsumi-san. You did a great job on your presentation! And I think the Q & A part went well(プレゼンテーション良かったよ。Q&Aもうまくいったね」というメッセージをもらいました。かつては喧嘩越しのやり取りもしてしまった指導教官ですが、その後は関係も良好で、よく指導をしてもらいました。何だかんだいっても、人柄の良い人でした。

 これで、ようやく全て終わりです。16日に論文は受理されましたので、3月10日に修了式です。昨日は夫とワインで”乾杯”しました。ずっと支えてくれた夫に感謝。

夫は赤ワイン、私はスパークリングワインで乾杯

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