2021年7月4日日曜日

この歳でTOEFL受験 疲れます

  昨日は珍しく、午後3時間ほど昼寝をしました。くたくたに疲れていました。理由は英語の試験TOEFLを受験したため。この歳で、3時間半の英語の試験です。疲れないはずはありません。相変わらず、慣れないこと・新しいことに挑戦し続ける境遇になってしまう自分自身にも、ほとほと疲れました。

 TOEFLは主に英語圏の学校に進学する場合に、受験者の英語力を測るために用いるテストです。私の場合、別の理由でTOEFLのスコアを提出する必要に迫られ、6月21日、26日、そして7月3日と3回受けました。コロナ禍、自宅でも受験できるようになったので、6月21日は自宅で受け、26日と昨日は会場で受けました。

 自宅で受験するときは、パソコンについているカメラを通じて、アメリカのテスト主催団体の試験監督者がオンラインで監視している中、試験を受けます。この手続きが大変でした。まずは、オンラインテストを受けるためのソフトをダウンロードし、自分のパソコンにカメラやマイクなどの機能がついているか確認します。これがなかなかに難しい。

 さらに、知らない人がアメリカのどこかから、私がテストを受けている様子を監視していると想像するのは気持ちが悪かった。ですが、背に腹は代えられませんでした。ボブだか、マイクだかという名前のこちらからは見えない人が、私のパソコンの小さなカメラを通して、私の部屋のチェックをします。パソコンのカーソルが勝手に動いて、ソフトを操作します。「こういうのって、若い人たちはあまりストレスなく出来るのかしら?」と思いながらの受験でした。

 そして、先々週と先週末の試験会場での受験。はっきり言って、私は浮いていました。なぜかと言うと、当然のことながら受験者は皆、私の子どものように若いんです。多くが留学を希望している若者でしょう。彼らを眺めながら、「こんなオバサンになってもTOEFL受けなければならないなんて、可哀想と思われているかなぁ?」と心の中で苦笑しつつ、30年以上も前の自分を思い出しました。

御茶ノ水駅近くのビルにあるTOEFLの試験会場

 私が米国に留学する前にTOEFLを受験したときは、試験会場は東京など大都市に限られていました。ですので、札幌在住の私は、TOEFLの試験を受けにわざわざ東京まで来ていました。当時は数カ月に1度しか受験できなかったと記憶しています。なかなかスコアが上がらず、難儀しました。

 試験の帰りには留学をサポートしてくれる代理店に寄り、電話帳のような厚さの大学一覧で、大学探しをしました。このブログを読んでくださる方の中には、「電話帳」がどのようなものか、知らない世代の方もいらっしゃるかもしれません。厚さが5,6センチはある重たい冊子です。

 大学一覧のページをめくりながら、ある程度規模の大きな州立大学で学費が安く、日本人がいなさそうな大学をリストアップしていました。様々なことが便利になっている今思い返すと、あんなことはよほどエネルギーがなければできません。とにかく、日本を飛び出したかったのですね、当時は。まぁ、若かったということです。

 当時のTOEFLは紙での試験でReading, Listening、Writingしかなかったと思います。もしかしたら、Writingもなかったかもしれません。遠い記憶をたどっての印象ですが、今のTOEFLのほうがずっと難しい。

 今はパソコンを使っての試験ですので、Speaking もあります。試験中はヘッドフォンをしていますが、他の受験者が画面に向かって話しているのが聞こえてきます。皆、しっかりとした英語を話しています。「今の若者はすごいなぁ」と感心しきり。

 さて、3時間半の試験を終えた後は、体が塩分を欲したのでしょうか。無性にラーメンが食べたくなりました。時折行く北海道ラーメン店に立ち寄り、カウンターに座って(両側がオジサンでした)味噌ラーメンをすすりました。読みかけの「ぼくは勉強ができない」(山田詠美著)のページをめくりながら、”ふるさとの味”を堪能しました。

 この後、自宅に戻ってベッドに倒れ込みました。そして夕方まで寝ました。ラーメンと午睡で、疲れが少し取れました。終わりよければ、すべて良しとしましょう。なぜ、今「ぼくは勉強ができない」を読むのかーについては次回のブログで。

自宅の最寄り駅の隣駅にあるラーメン店
味噌ラーメンはやっぱり、美味しい

 

0 件のコメント: