2024年12月17日火曜日

朝からアサリスープ

 最近、全く元気が出ません。でも、家族の食事を作り、洗濯・掃除もしています。研究室にも行き、何とか論文を書き進めています。食料品や日用品の買い出しをし、母の家を訪れて様子を見、家計簿をつけ、「To Do List」に記している様々な用事を締め切りが近いものから済ませています。

 来週24日からオーストラリアに行くので、その前に冷蔵庫の食材を使い切る計画をざっくりと立てていましたが、昨日、夫がお肉や果物など沢山買ってきました。家事を手伝ってくれる良い夫ですので、感謝しましたが、これをどう使い切ろう、使い切るためにはさらに料理をする必要があるーと見積もると疲れが増したような気がしました。

 夫はアサリも買ってきてくれました。「子どもたちが君の作るアサリスープが好きだから」と機嫌良く話してくれました。「ありがとう。美味しそうだね。でも、今日はもうキャベツスープを作っちゃったし、おかずはアジのムニエルとパスタだから、明日にするね」。 

 アサリは早めに食べないとダメですので今朝、朝ごはん用にスープを作りました。洗濯機を回している間に、お弁当4人分も作りました。子どもたちが大好きなオムライスと蒸しチキンにしました。夫には鶏肉の唐揚げとピクルス、ゆで卵、好物のみつばの胡麻和え、枝豆とパン。自分には余ったものを。そうしているうちに洗濯が終わりました。昨夜、洗濯機を一度回して干しましたので、今朝は1回で済みました。今朝は晴れていましたので、外に干せました。

4人分のお弁当
子どもたちが好きなアサリスープ

 「ママ、遅れそうだから、車で送って!」と息子。「ママだって忙しいんだから、歩いていきなさい」「でも、ママがお弁当作るの遅れたんじゃん」「…」。これ以上のやり取りは疲れるので、無言で車のキーをつかんで、車に乗り込みます。

 駅まで息子を送って、帰宅。顔を洗って、お化粧をして、部屋着から外出着に着替えて、重いカバンを持って、トボトボ歩いて駅へ。満員電車に揺られて、研究室に向かいます。

 私の研究室は国立がん研究センター研究棟の中にあります。まずは、守衛さんに元気良く挨拶します。守衛さんとの笑顔の挨拶で気持ちを振るい立たせます。4つのエレベーターのうちの1つに乗り、研究室に向かいます。研究室ではほとんどの人が無表情なので、そこで元気を振り絞って、「おはようございます」と笑顔であいさつします。

 2台のパソコンを立ち上げ、バッグの中から書類と自分のノートパソコンを取り出して、机に置きます。給湯室に行って、大きなポットにコーヒーを入れます。今日も頑張ろう!と自身を奮い立たせるために、スターバックスのドリップコーヒーにしています。そして、机に戻り、無言で作業をします。昼ご飯は一人で食べます。時間がもったいないので、10分ぐらいで食べ終え、机に戻ります。

 午後3時からチームスで、ミーティングです。先輩の研究者にねちねちと指摘をいくつも受けます。だいたいが「承知しました」ですが、たまに反論すると、「納得できないんですか?」と聞かれます。「納得できないんですか?ですって。納得できない、なんて言ったら、指導教員に言いつけられて、また、指導教員から『あなたのせいで研究が遅れている』と指摘を受けるだけです。あなたの納得いくようにいたします」という言葉を飲み込みます。

 この夏、「そんなことも分からないんですか?」という言葉に耐えられず、言い返したら、指導教員に私のせいで研究が遅れていると言いつけられ、指導教員からおしかりを受けました。私は研究室の中で最も立場の弱い大学院生。言い返すことは、自分の首を自分で締めることですので、もうしません。ただただ、耐えるのみ。

 ようやくミーティングが終わり、話し合った表の修正を終えて、チームスにアップロードします。「本日もありがとうございました。ご指摘の部分を修正いたしました。来週24日から娘の大学のあるオーストラリアに行きます。ご不便、申し訳ございません」という文言を添えて。私も大人です。

 荷物をカバンに入れ、研究室を出たのは5時15分。息子に塾の前に夕ご飯を食べさせるため、塾の近くのハンバーガー屋さんで待ち合わせです。火曜日は夕ご飯を作らなくて良い日。娘のご飯は夫が作ってくれます。電車に乗ると、気持ちが少しずつ上がってきました。息子が美味しそうにハンバーガーを頬張る姿を見るのが、今日の私へのご褒美です。



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