2021年6月10日木曜日

朝、庭の紫陽花をながめながら

 久しぶりのブログです。大学院の研究計画書の修正・再提出を求められ、四苦八苦していました。私の研究は患者さんを対象とするので、研究計画書は大学院に英語で、全く別の形式でとても厳密な研究計画書を日本語で病院に出さなければなりません。再提出を求められたのは、病院側に出した計画書です。

 今日、再提出しましたが、すぐ返信がきて、また再提出の要請。計画書に添付した8つの資料のほかに、さらに1つの資料の提出を求められました。またかぁ…。研究はこれが承認されるまでスタートできませんので、がっかり。

 20代で大学院を修了した夫から、修士論文の大変さは聞いていましたが、本当でした。修士論文でこんなに大変なのですから、いったい、博士論文はどれほど大変なのか想像がつきません。

 研究が患者さん対象でなければ、病院に出す書類は少し簡単で、かつ、公表されている医療・統計データでしたら、研究計画書を提出するのは大学院だけで良いのです。病院に計画書を出す必要のないテーマを選べば良かったと今更ながら後悔しています。まぁ、大変なだけ学ぶことも多いわけで、どちらが良かったのかは後になってからでなければ分からないでしょう。

 38歳でがんを患って再々発の治療後は医師の見立ても悪かったので、「人生やり残したことリスト」を作りました。リストを達成していくうちに、次第に元気になり、残り3つとなりました。そのうち1つが大学院に行くことでした。苦しい道のりではありますが、修了の目途はつきはじめました。

 しかし、リストの終わりが見えてきたのに、またどんどんリストの項目が増えています。新しいことに挑戦し、それを達成すると(正確に言うと、達成する前に)また次の目標が出来る。目標に向かって努力しない自分は嫌なので、また、頑張る。こういう性分って、疲れるなぁと最近思い始めました。困難に立ち向かう自分、新しいことに挑戦する自分、目標に向かって突き進む自分…。どれも自分なのですが、なんだか疲れるなぁ…とつぶやく日々です。

 子どもは親の背中を見て育つといいます。私の子どもは二人とも、頑張る母親の背中を見て、「大変そうだから、楽な道を選ぶ」と宣言しています。娘からは「私はのんびり生きるけど、ママはその道を極めて!」と激励されています。夫も、「のんびりする人生を選ぶと、君はきっと自己嫌悪に陥るから、まぁ、そのまま突き進んだら」と苦笑。友人たちからは「性分だからねぇ。今更変えられないよ」。

 あーぁ、と朝も夜もため息。でも、やはり明日も頑張ります。

最近、夫と朝デッキでコーヒーを飲みます。こういう時間も必要です

庭の紫陽花が満開


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