2019年11月18日月曜日

大学院のプレゼンテーションで失敗

大学院のクラスで、プレゼンテーションがありました。パソコンとスライドの接続がうまくいかず、慌ててしまい、しどろもどろになってしまいました。

テーマは「赤肉・加工肉とがん」。「公衆衛生栄養学」のクラスで、テーマは自由に選べましたので、私自身ががん闘病の4、5年間赤肉と加工肉を絶っていた経験から、これに決めました。


赤肉(牛、豚、羊など哺乳類の肉)や加工肉の摂取とがんの発症には「関連性がある」とする論文が多数出されています。それらを踏まえ、WHOの専門組織が「赤肉と加工肉には発がん性がある」と宣言し、摂取量を控えるように勧告もしています。が、最近、米国の学会が赤肉・加工肉とがんを関連付けた研究論文を精査して、「証拠は不確かだ」と結論を出した新たな論文を発表したのです。さらに、導き出したその結論から「これまで通り、赤肉や加工肉を食べて良い」と勧告までしていました。プレゼンテーションは、これを中心にした内容です。

プレゼンテーションの時間は10分。パワーポイントで15枚のスライドを準備し、発表はスライドとスライドの下に準備した「メモ」を見ながら行うことにしました。メモは自分のパソコンでは見えますが、スライドを見ている人には見えません。

学生が次々と発表する中、私の順番が回ってきました。自分のパソコンを持って教室の前に行ったのですが、パソコンとコードがつながらない。数人が手伝ってくれて、ようやく接続。が、教室前方のスクリーンにスライドがうまく映らない。そして、ようやくスライドが映ってプレゼンテーションを始めたのに、私のパソコンの画面にいつものように「メモ」が出てこない。どうしよう…。

で、記憶をたどりながらのプレゼンテーションに。ちなみに、発表は英語です。”有事”に臨機応変に対応できるほどの英語力はありませんが、もう皆の前に立っているのですから、やらざるを得ません。なんとか、終わりに近づいてきたころ、「時間が過ぎましたよ」という先生からのベルが「チリン」となりました。早口で発表を終え、次に受講生から質問を受けます。質問は3つありましたが、そのうち2つがわからず、「I am sorry. I don't know」と情けない答えになってしまいました。その5分の長いこと、長いこと。

終えてから、失敗の原因を分析しました。まず、授業の前にパソコンの接続方法などを確認すべきだったというのが1点。2点目はパソコンに頼りすぎてしまったということ。パワーポイントのメモという機能を使い、それらを見ながら発表するはずだったのに、そのメモが出なかったので慌ててしまいました。前学期のプレゼンテーションでは、事前に原稿を作って10回ほど練習したので、出来ました。そのときは日本語での発表でしたので、うまくいったのかもしれませんが。

数日間、「基本的なことでつまずいてしまって恥ずかしい、ずいぶん練習したのに」と落ち込みました。が、いろいろ考えても仕方ありません。「これも経験」と割り切ることにしました。アラフィフママの挑戦は、続きます。でも、50代の挑戦は、疲れるー。これが本音です。


0 件のコメント: