午前中に息子と一緒に家の中を飾り付け。夕食の準備も終えて、誕生日用の風船を買いに近所のスーパーに車で向かい、買い物を済ませて帰る途中に息子に私の携帯電話で夫に電話をさせました。帰宅時間を聞くためです。
車の後部座席に座って、電話で夫と話す息子の声に耳を澄ませると、夫は会社の飲み会で遅くなるようです。そういえば、数日前にそんなことを言ってましたが、すっかり忘れていました。自宅に着いて間もなく、娘からラインが。
「まま」
「今日、ともだちと夕ご飯食べます」
なんと、夫も娘も夕食を一緒に食べないことが夕方に分かったのです。それなら、作る意味がありません。なんか、つまんないなぁと思っているうちに思い付いたのが「息子とデート」です。
息子に聞いてみました。
「ねぇ、今晩、ママとデートしよう」
「えっ? ああ、いいけど」
夫も娘も外食です。私たちも外食をすることにしました。
「どこかに、食べに行こう!」
「ママ、デートって大人がするもんでしょ。僕、子どもだからできないよ」
「いいじゃない、ママとのデート。うふっ」
私の心は弾んでいます。でも、息子は浮かない表情です。
「でもさ、デートって結婚する人と一緒にご飯を食べにいくことでしょ?」
「まぁ、そうだけど。いいのよ、ママとご飯を食べに行くことを”デート”って言っても」
息子は乗り気ではないようですが、私は上機嫌。着ていたTシャツとジーンズを、ブラウスとパンツに着替えて、息子と一緒に家を出ました。向かったのは隣駅のパスタ屋さんです。
「ここ、ママと前に来たよね。同じところに座る?」
「今日は窓際の席が空いているよ。あそこに座ろう」
2人で並んで、駅前の風景が見える席に座りました。電車や行き交う人々が見えて、とっても素敵です。
息子はピザとジンジャーエールを、私はパスタとビールを注文しました。2人でおしゃべりして、笑って、とても楽しい時間を過ごしました。思いがけない、素敵なプレゼントをもらったような、ほんわかと幸せな気持ちになりました。
息子とのデート。なんて、楽しいんでしょう。また近いうちに、そして息子が大人になってからも・・・。
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