2018年12月11日火曜日

お手本になりたい

 息子の小学校の宿題が1つ増えました。毎日の漢字ドリル、音読、計算カード(足し算や引き算の暗記)に加えて、週1回提出する日記です。

 配布されたノート(ありがたいですね)の1ページ目には、「かきかたのポイント」という紙が貼られています。担任の先生が書いてコピーしたものを配ってくれ、子どもたちがのり付けしたのでしょう。

①いつ
②どこで
③だれと(だれが)
④なにをした
⑤どうおもったか
、や。をつかってかこう。

ふむふむ。これをふまえ、息子が書いた最初の日記は次の文でした。

「ぼくは、かるいざわでゆみやをひとりでつくりました。とてもうれしかったです。」

 息子が書き終えた文章を読み、そのときの情景を思い出しながら、「もう少し、書き加えたほうが良いだろうなぁ」と思いました。でも、そのまま提出させることにしました。

 学校から帰宅した息子に「先生に日記見てもらった?」と聞くと、息子は「うん!」と言い、ランドセルを開けてノートを取り出し、私に差し出しました。ページをめくると、息子の4行日記の横に、「いつのはなし? ひとりでいったの? ゆみやづくりでのおもいでなどかけるといいね」という先生からのコメントが書かれてありました。「そうだろうなぁ」と心の中でつぶやいた私。

 さて、2回目の日記を書く日。ノートを開き、鉛筆を持った息子が「この前は1ページだったけど、今日は2ページ書く」と宣言しました。

「あら、どうして今日は2ページなの?」
「先生がね、こうた君とゆうだい君の日記をスクリーンでみんなに見せて、『これみたいな日記を書いてください』って言ったの。2人とも2ページ書いていたんだ。僕もお手本になりたい」

 感動しました。そうか、小1でも何かきっかけがあれば「お手本になりたい」という気持ちが芽生えるんだな。それがモチベーションになって、目の前の宿題にちゃんと取り組もむようになるんだなと。こういう前向きな気持ちに子どもたちを誘導してくれる先生はさすがです。そして、息子が一気に書いた文章はこうでした。

「きょうぼくは、せせらぎこうえんで、サッカーをしました。一くみのるいくんとあおしくんもいっしょでした。サッカーでゴールをしてとてもうれしかったです。こんどのすいようびにはもっとゴールにむかってボールをけってかちたいです。」

 最初にもらった「かきかたのポイント」通りに、「いつ、どこで、だれと、なにをした、どうおもったか」がきちんと書かれているではありませんか。それに、句読点も使っています。先生の指導でこれだけ良くなるのですね。



 それから週に1回ずつ、日記書きは続いています。3回目は夫とパソコンで映画を見たことがテーマ、4回目はハロウイーンに仮装をして友達とキャンディをもらいにいったこと。5回目は夫と一緒に薪割りをしたことでした。5回も書いているのに私のことが一度も書かれていないのは、さすがにちょっと気になります。毎日一緒にいて、かつ、これだけ息子を愛おしんでいるのに、です。

 「ママと一緒に公園に遊びに行ったこととか、サッカーゲームをしたこととか、お料理をしたこととか、書いてよぉ」と言いたいところですが、ぐっとこらえています。

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