2020年11月5日木曜日

駄菓子屋さんに行くときは…

 「うちに遊びに来てくるとき、いつも駄菓子屋さんで買ったジュースを2本買ってきてくれるの。お小遣いで買ってくれるのかな?」

 ママ友からそんなラインが来ました。息子がお友達の家に遊びに行くときはお菓子を持たせるのですが、ジュースも持っていっているんだと買い物する息子の姿を想像して楽しい気分になりました。

 我が家では子どもたちにお小遣いはあげていません。家の仕事を手伝ったら、お金をもらえることになっています。娘は夕食の食器洗いで毎日100円、それを10日行って1000円もらえます。

 息子はお皿洗いがまだ上手ではないので、もっぱら”重労働“”の外の仕事。庭の落ち葉拾いは300円。玄関前と駐車エリアのタイル洗いはブラシを使うので力も使うし範囲も広いので500円。

 息子がお小遣いを使うのは、駄菓子屋さんだけです。ママ友からラインがあったその日の夕方、ジュースを買って行ってお金がなくなったらしく、「ママ、明日は習い事がない日だから仕事したい」と言ってきました。「じゃあ、タイル洗いと落ち葉拾いしてもらおうかな」と私。さらに、家の周りの雑草取り200円の仕事もあげました。

 翌日、息子は帰宅後さっそく作業に取り掛かりました。拾った庭の落ち葉と取った雑草は45㍑のゴミ袋2袋分。タイル洗いにも集中して取り組みました。息子はとにかく仕事が早い。1時間ぐらいでベランダの窓の外から、「ママ、終わったよ。チェックお願いします!」。

息子が拾った落ち葉や取った雑草

誰もやらない雑草取り。でもおこづかいのためなら…

 なかなか、綺麗だぞ。でも「そこの雑草、まだ取れていないよ」と厳しく指摘する私。実は家の周りの雑草取りは私も夫も、そして娘もやりたくない仕事なのです。それを息子は難なくこなしました。おこづかいをもらえるなら、これくらい何の!という感じでしょうか。

 チェックを終え、「お疲れ様。ありがとう」と500円玉2個を渡しました。息子はひと仕事終えたというすがすがしい表情をして、500円玉2つをつかんで「駄菓子屋さんに行ってくる」と張り切って出て行きました。

 息子は気前が良いので、自分が駄菓子屋さんに行くときはいつも私に1個11円のキャラメル2個、夫には同様に1個11円のガムを2個ずつ買ってきてくれます。大好きなおねえねえには奮発して、43円のポテトチップスです。

 駄菓子屋さんに行くというとき、「ママが買ってあげる」と言うのですが、「いや、自分のお金で買う」と言ってききません。今回もせっかく汗を流して得た1000円を使わせるのは忍びない気持ちがして、「今日は頑張ったから、100円あげる」と言いましたが、「いらない」と断ってきました。

「自分で働いたお金で駄菓子屋さんで買い物したほうが楽しいし、お菓子も美味しんだ」

 そうか、そうなんだね。私は財布から出そうとした100円玉をまた戻しました。息子はいつものように、家族全員にお土産を買ってきてくれました。今日もありがたくご馳走になりましょう。 

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