2020年11月14日土曜日

姉と弟 ショートメールでの会話

 娘がお友達の誕生日プレゼントを買いに、モールに一人で買い物に行きました。娘が出掛けた後、息子が私に聞きました。

「おねぇねぇ、どこに行ったの?」

「モールに、ゆみちゃんの誕生日プレゼント買いに行ったの」

「僕、下敷きをおねぇねぇに貸してあげたら、返してもらえないんだけど。新しい下敷き買ってもらってもいい?」

「いいけど、返してもらったら?」

「おねぇねぇにそんなこと言えない」

「あら、そう。仕方ないね。買ってあげる。ちょうどおねぇねぇ文房具も買いに行くみたいだから、ショートメールで頼んだら?」

「オッケー」

 息子はさっそく、私の携帯から娘にショートメールを送りました。返ってきたメールを読み、息子は真顔で言います。「おねぇねぇって、本当に面白い…」

 息子が見せてくれた画面を見て、私は思わず吹き出しました。まるで、あの「おかんメール」(母親からの面白いメールを集めた本)です。 


 インターナショナルスクール10年生(高1)の娘と、公立小3年生の息子の会話は全くかみ合っていません。娘はきっと、下敷の「敷」が読めなかったんですね。

 我が家では、独特の個性がある娘はインターで英語による教育を受けさせ、普通の日本人の感覚を持つ息子は日本の学校で高校まで学ばせる予定です。二人の会話は6、7割は日本語。時にこのようなトンチンカンなやり取りになります。でも、息子は気にする様子もなく、この画面のやり取りの後、娘に「下敷をなくした」と伝えています。

 娘からは即、「私のバッグに入っているよ。間違えて学校に持ってっちゃったの」と返ってきました。これで、一件落着。息子は貸した下敷を返してもらえることになったようです。

 子どもたちは学校や習い事で忙しく、私も慌ただしい日々を送っています。子どもたちのこういう何気ない会話、癒されるなぁと思ったのでした。 

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