2023年4月15日土曜日

京都へ

 先週末、娘を連れて1泊2日で京都へ行ってきました。娘が合格した「立命館大学」を見学するためです。

 立命館大学はキャンパスが4つあり、娘が合格をいただいた国際教養学部は大阪府茨木市にあります。まずは、金曜日午前に京都市内のキャンパス2ヶ所を見学。午後から茨木市に向かいました。

 「大阪いばらきキャンパス」では、外国人の担当者が出迎えてくれ、2時間かけてキャンパス内を案内してくれました。国際教養学部は講義が全て英語で行われ、4年間の1年は学生たちがオーストラリア国立大学で学び、卒業時には立命館大学とオーストラリア国立大学の両方から学士の学位を取得するユニークな学部です。

 新しいキャンパスでは4学部の学生が学んでいます。すでに新学期が始まっているため、学生たちがたくさんいて、賑やかでした。随所に畳のコーナーがあり、学生たちがそこで勉強していました。

 構内にある、寮も見学させてもらいました。寮内は日本人の女子学生2人が案内してくれました。しばらく英語で話していましたが、娘が「日本語でいいですよ〜」と言ったので、日本語に切り替わりました。学生さんは「英語で話してくださいと言われていたんです」とにっこり笑い、その後は柔らかな関西弁で話してくれました。

 共同のキッチンには共有の鍋やフライパンなどの調理器具のほか、小さな収納が何十も並んでいました。学生さんが自分の収納箱を見せてくれました。醤油や油など調味料などがぎっしり詰まっていました。「平日は皆、自分のスケジュールに合わせて調理して食べますが、週末は自分たちで作ったものをシェアしたりしています」。

 校内には食堂もあり、「100円朝食というのがあるんです。ご飯とお味噌汁と小鉢が2つついてきてお得なんです。利用している人、結構います」とのこと。

 部屋も見せてもらいました。ベッドと机、小さなシンクもついています。シャワールームは共有ですが、十分な数がありました。

 私がアメリカに留学していたときは1部屋に3人で住んでいました。隣の部屋の3人と一つのバスルームを共有し、皆朝に利用するので混んで大変だったことを懐かしく思い出しました。

 図書館も立派で、能楽堂や茶室もあり、日本の文化の継承を大切にしていることが分かりました。やはり、京都の大学です。

 「大阪いばらきキャンパス」から京都市まで電車で30分ほど。学生たちは市内のキャンパスを自由に行き来し、サークル活動などを楽しんでいるようです。入学前の学生と親に2時間もかけて案内をしてくれ、とてもウェルカムな大学でした。最後に食堂へ。娘も私もポークカツを注文し、美味しくいただきました。

 翌日は京都市内を観光。清水寺と二条城、金閣寺を訪れました。娘は京都をとても気に入ったようで、「もっとゆっくり、お寺とか神社を見て回りたい」と言っていました。日本の歴史と文化を大切に思う気持ちが娘に芽生えつつあることをとても嬉しく思いました。

 一昨日、立命館大学に入学金を支払いました。ただ、英語を母語とし、絵への情熱があり、インターナショナルスクールですでに経済学や心理学など一般教養の授業を受けてきた娘が、国際教養学部で自分の進むべき道を見つけられるのか未知数です。

 娘はいま、悩んでいます。親として何が出来るのか、私も模索しています。

清水寺
二条城

金閣寺

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