2017年3月5日日曜日

ミッフィーの思い出

 「ミッフィー」で知られるオランダの絵本作家ディック・ブルーナさんが2月16日亡くなりました。そのニュースを、とても悲しい思いで受け止めました。

 人生で最も辛い時期、私がすがったのは「ミッフィー」でした。心の穴を埋めるように、グッズを買い求めた日々がずいぶん長く続きました。ミッフィーのぬいぐるみを抱いて泣き、ミッフィーのノートに思いを綴り、ミッフィーの絵ハガキを自宅宛てに送りました。やり場のない悲しみは、その可愛らしい顔を見ることで、少し癒されました。今も、寝室にある4段の飾り棚はすべて、ミッフィーの小物が飾られています。

なぜ、私はミッフィーにすがったのかー。ブログにその理由を書いたり、消したりし、なかなか気持ちが定まらない日々が2週間続きました。そして、今日、真夜中に起き出し、理由を書かないまま、ブログを公開することにしました。

 自宅にはミッフィー柄の皿があります。週末、ホットケーキを食べるときにだけ、その皿を使います。大皿に焼き立てのホットケーキを乗せ、小皿でいただきます。小皿にはそれぞれ「木」「自転車」「雪だるま」「ミッフィー」「ボート」の柄がついており、子供たちがのときの気分で絵柄を選びます。最近は、息子がホットケーキを焼いてくれるようになりました。

 その皿にはそれぞれ、「Dick Bruna」の名前が付いています。昨日の朝、その名前を見ながら、ディック・ブルーナさんのご冥福を祈りました。ブルーナさん、素敵な絵をありがとう。私はあなたの絵に救われました。

 

 

0 件のコメント: