明日、あなたの人生が終わるとしたら、最後に何を食べたいでしょうか?
時々、私はそんな質問を友人や知り合いにしてみます。私自身、体調が本当に悪かったときは、ソーメンでした。30代で亡くなった、私の母の姉は亡くなる直前に柿を食べたがったそうです。
夫に聞いてみると、「そうだなぁ、イタリアンソーセージのサンドかな」。夫は目を細めて、空中を見ながら、そう答えます。「イタリアンソーセージで育ったからね、僕は」
そっ、そうですか。人生の最後の日にソーセージですか…。
息子に聞いてみました。間髪を入れず、「ステーキ」。
まぁ、ステーキなら、何となく分かります。
私と夫がよく行く、近くの飲み屋さんのマスターに聞いてみると、「おにぎりかなぁ。誰かがにぎったおにぎり」
あぁ、分かる、分かる。おにぎりね。どうも、人生の最後に食べたいものは、その人の生まれ育ちが関係するようです。
母に聞いてみました。「そうだねぇ、シャインマスカットか巨峰だね」。「戦後の貧しい時代に育ったけど、両親が食べ物には贅沢させてくれた」という環境で育った母は、人生最後の日に食べたいものも贅沢なところが、いい。母の家に行ってもよくご馳走になるので、好きなんですね。
母や息子の話を比較すると、年代も関係するんだなぁとも思いました。
で、昨日、あるものを食べて、私は確信しました。私が人生の最後の日に食べたいものを。
じゃがバターです。ゆでた北海道産のジャガイモの上に、たっぷりとバターを載せて、ハフハフいいながら、食べる。これ以上のご馳走はありません。
札幌の元上司Yさんと奥様から、北海道のジャガイモ「キタアカリ」をいただきました。連日、ゆでてバターをたっぷりかけて、いただいています。本当に美味しいです。昨日、そのじゃがバターを食べていて、あまりにも幸せで、「私が人生の最後に食べたいものは、これだ!」と気づきました。今朝もゆでて朝ご飯としていただき、「やっぱり、これ以外にない!」思いました。
| 大好きなじゃがバター |
| 札幌のYさんと奥様からいただいた「キタアカリ」 |
皆さんが人生の最後の日に食べたいものは何ですか?
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